...この一代の大儒の前に忸怩(じくじ)として先刻の無礼を謝した...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...俺は唯忸怩として自分の前に跪く者の前に跪くばかりである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...殊にも信吾に對する忸々(なれ/\)しい態度は...
石川啄木 「鳥影」
...お吉は昨晩(ゆうべ)よりもズット忸(なれ)々しく種々(いろ/\)な事を言つてくれたが...
石川啄木 「天鵞絨」
...何日(いつ)になく忸々(なれなれ)しく此方から優しい声を懸けた...
石川啄木 「天鵞絨」
...自から忸怩たらざるを得ず...
大町桂月 「北總の十六島」
...願わくは他日忸(な)れて初心を忘るるなかれ...
田口卯吉 「将来の日本」
...阿謨迦毘盧遮那摩訶菩怛羅摩尼鉢曇摩忸婆羅波羅波利多耶(おんあもきゃびろしゃのまかぼだらまにはんどまじんばらはらはりたやうん)――コトコトと梯子段を登る音が止んで暫らくすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...唯(たゞ)忸怩(もぢ/\)として居(ゐ)ては...
長塚節 「土」
...*32僕は忸(な)れ合いが嫌いだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...」感覚を佯(いつは)ることに忸(な)れた此女の情熱のうちに...
平出修 「瘢痕」
...Oには目に見えて忸れ忸れしくなつた...
二葉亭四迷 「嫉妬する夫の手記」
...忸怩(じくじ)たる思いは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...斯んな遊戯的情景を持ち出し何か忸(じく)ぢたる感があるが――これでも...
牧野信一 「喜劇考」
...モダン文化のネオン燦然たる前には百年変らざる伝統の世話講談を繰り返している自分に忸怩(じくじ)たるものをおぼえ...
正岡容 「我が圓朝研究」
...自分は忸怩(もじ/\)しながら...
三島霜川 「水郷」
...わたくしは抽斎に視(み)て忸怩(じくじ)たらざることを得ない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...自分という奴の人間性をかえりみて忸怩(じくじ)となったためでもない...
吉川英治 「私本太平記」
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