...彼れは常にある問題(多分琉球を如何にして経営すべき乎(か)という問題)を念頭に置いてあらゆる本を読み...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...このことをしっかりと念頭に置いてかからねばならない...
大杉栄 「男女関係について」
...11.よくかういふ抗議をきく:假令詩人がどんなに理想を念頭に置いて仕事をしたつて...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...井谷も絶えず雪子のことを念頭に置いていてくれるらしかったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...少なくとも文芸批評などを念頭に置いている限り...
戸坂潤 「思想としての文学」
...たえず公衆を念頭に置いてやっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼も政治のことをたいへん念頭に置いていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...われわれは普通あまり念頭に置いていない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...白雲は日頃念頭に置いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼らもまたヘクトーの事をまるで念頭に置いていないように思われた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...そういった時代のローマの繁栄の中心地はパラティーノであったことを念頭に置いて...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...一人娘の恒久の幸福を念頭に置いていて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...」出勤の時間を念頭に置いて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...念頭に置いていなかったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...幾人(いくたり)も侍している夫人はあってもそれをいちいち念頭に置いてゆかねばならぬことでもなし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...官位の問題などは念頭に置いていないようだね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この問題を常に念頭に置いて書いた...
柳田国男 「海上の道」
...その頃まで夢にも念頭に置いていなかったんだから何にもならない……...
夢野久作 「爆弾太平記」
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