...あんな月が雨となつた音に眼ざめてゐるほどよい雨の冬空であります・ボタ山のたゞしぐれてゐるふとんふか/″\とあんたの顔・いくにち影つけた法衣ひつかけるふりかへれば香春があつたボタ山もとう/\見えなくなつてしまつた・冬雨の橋が長いびつしより濡れてる草の赤さよ・音を出てまた音の中重いもの提げてきた冬の雨水にそうて下ればあんたの家がある・笠も漏りだしたか(自嘲)おわかれの言葉いつまでも/\炭坑町はガラ焚くことの夕暮あの木がある家と教へられた戸をたゝくひとりのあんたをひとり私が冬の雨逢うてまだ降つてゐる次郎さんはほんたうに真面目すぎる、あまりつきつめて考へては生きてゐられない、もつとゆつたりと人間を観たい、自然を味はひたい、などゝ忠告したが、それは私自身への苦言ではなかつたか!十二月一日曇、次郎居滞在、読書、句作、漫談、快飲、等々...
種田山頭火 「行乞記」
...めづらしい三人でひさしぶりの快飲...
種田山頭火 「其中日記」
...二十日ぶりに快飲歓談した...
種田山頭火 「其中日記」
...午後、暮羊君来庵、快飲快談...
種田山頭火 「其中日記」
...近々快飲しようと約束した...
種田山頭火 「其中日記」
...まつたく快飲快食快談...
種田山頭火 「其中日記」
...久しぶりに三人で快飲歓談した...
種田山頭火 「旅日記」
...斗酒を傾けたとあるからその快飲ぶりは想像に難くない...
吉川英治 「上杉謙信」
...諸将も客にすすめて、共に鬱気(うっき)をはらすがいい」と、快飲し始めた...
吉川英治 「三国志」
...深更まで快飲したが...
吉川英治 「三国志」
...金翠蓮(すいれん)父娘(おやこ)が何度も伏し拝んで立ち去った後も、三人は灯ともる頃まで、快飲していた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...徹宵(てっしょう)の快飲もやる...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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