...舌鼓して食い尽くせしとはなかなかの快談にこそ...
井上円了 「おばけの正体」
...山を下つて令妹原氏の邸宅で暫くは快談に時をうつした...
今井邦子 「伊那紀行」
...また快談もやつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...差入室の一室でしばらくみんなで快談した...
大杉栄 「続獄中記」
...其夜は十風は珍らしく熱が無いといつて大變元氣がよく此頃手傳ひに來た細君の從妹とかいふ十五六の小娘に足を摩(さす)らせ乍ら三藏と快談した...
高濱虚子 「俳諧師」
...久しぶりに友だちと快談する悦びに駆られて...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...まつたく快飲快食快談...
種田山頭火 「其中日記」
...此所でも山海の珍味の卓を圍んで快談に時を移す...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...久しぶりでほとんど半日をその庵で快談に耽(ふけ)ったが...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...ハネ後、川口松太郎・中野実・岡に三益・清川も加はり米田家へ、いゝ心持に酔って、快談し、帰りかゝると、PCLのロケーションカアがある...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...先に柳以下大ぜい行ってゝ、いろ/\快談...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...するとそこへ医者の日戸修一氏が遊びに来て三人で快談...
北條民雄 「続重病室日誌」
...二時頃から綺麗に枯れた芝生に面したヴェランダでビイルをのみながら四人で快談(もつとも僕はビイルが飮めないのでときどき話につかれると硝子窓の向うの松林の上を動くともなく動いてゐる雲をながめながら...
堀辰雄 「端書」
...草や風と快談して毎朝を迎えた...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...夜を極めてゞも快談に耽らうではないか――と知らせて来た...
牧野信一 「途上日記」
...快談(かいだん)して帰った...
水野葉舟 「取り交ぜて」
...小野富穀(ふこく)の輩(ともがら)と酒を飲んで快談した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...共に快談をまじえた頃...
吉川英治 「三国志」
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