...「風邪はもう快方に向かっているよ」...
...「手術が無事に終わり、今は快方に向かっている」...
...「彼は怪我をしたが、既に快方に向かっているとのことだ」...
...「薬を飲んでから少し快方が始まった」...
...「病気のときは、食べ物にも気をつけて早く快方に向かいたいものだ」...
...* ** ** *病気ははかばかしく快方に向わなかった...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...其の時は医者から一度見放された位であつたのが幸いに快方に向つて...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...小児(こども)病気は日にまし快方...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...三ヶ月ほどしてようやく快方に趣いたのであった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...頼家公はその御病状のやや快方に向はれしと同時に伊豆国修善寺に下向なされ...
太宰治 「右大臣実朝」
...日に日に快方に向っている...
太宰治 「秋風記」
...そろそろ快方に向うかも知れない...
太宰治 「正義と微笑」
...デモ幸イニ一時快方ニ向ッテイタノダガ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...浪もやっと喀血(かっけつ)がとまって少し快方(いいほう)に向いたかという時じゃありませんか...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...しかるに幸にして父の病は快方に向って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...自分の病氣は日を積むに從つて次第に快方に向つた...
夏目漱石 「變な音」
...航海中、一時、快方に向いたが、印度洋の暑気にやられて譫妄(せんもう)状態に陥り、横浜入港と同時に、手足を縛って脳病院に送り込むという狂人同様の取扱いを受けた...
久生十蘭 「湖畔」
...午後回診、快方、注射も今日から一本となる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「いくらか快方には向いてゐる...
牧野信一 「素書」
...おとうさんがまた快方にむかったという手紙を持って来ました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...半兵衛の病(やまい)は日増しに快方にむかっておるらしいが...
吉川英治 「新書太閤記」
...これも一時は快方に向い...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...やや快方に向ってから少しずつ説教なども始めたが...
和辻哲郎 「鎖国」
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