...「風邪はもう快方に向かっているよ」...
...「手術が無事に終わり、今は快方に向かっている」...
...「彼は怪我をしたが、既に快方に向かっているとのことだ」...
...「薬を飲んでから少し快方が始まった」...
...「病気のときは、食べ物にも気をつけて早く快方に向かいたいものだ」...
...快方に向つたとか...
芥川龍之介 「酒虫」
...悦子が快方に赴くに従い...
谷崎潤一郎 「細雪」
...幸い妙子が快方に赴いたとしても...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかるに養生の効あって負傷も追い追い快方に赴(おもむ)いた頃一日病室に佐助がただ一人侍坐していると佐助お前はこの顔を見たであろうのと突如(とつじょ)春琴が思い余ったように尋ねたいえいえ見てはならぬと仰っしゃってでござりますものを何でお言葉に違(たが)いましょうぞと答えるともう近いうちに傷が癒(い)えたら繃帯を除けねばならぬしお医者様も来ぬようになる...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...それとも病気の経過が自然に快方に向かったのか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼が快方に向かって話ができるほどになると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は多少快方に向かって床から起き始めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...父の病も快方に向って安心してもいたろうから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...少々快方に向ひたればとて心に弛(ゆる)みを生じてはならず候...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の病気は日を積むにしたがってしだいに快方に向った...
夏目漱石 「変な音」
...きっとちょっと快方へ向いているのが見られたのでないか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...回診あり、益々快方の由...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...漸つと快方に向ひ...
堀辰雄 「行く春の記」
...段々快方には候得共...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...めっきり快方に向っていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...漸く容体の快方が見えてから...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...その後おいおいに快方に向いつつある...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
...まだ快方に向かう希望のある中は...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
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