...雲と共に徂来するのもやはり一生の快事である...
芥川龍之介 「僻見」
...吾友なる貴公子何等の快事ぞ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
......
小笠原長生 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...ちよい/\コツプ酒!不快事三件...
種田山頭火 「其中日記」
...恰も徳川慶喜の政権奉還に似たる千古の快事なりといふものあり中には其挙動の意表なるに驚きて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それは言い知れぬ愉快事なんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...近来の快事と思うくらいに万事が整っていました...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...味わえない痛快事であると思うのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...何たる痛快事ぞ...
平出修 「逆徒」
...豈(あに)一大快事ならずや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...予の進歩は近時の俳人の如く一躍して堂に上るが如き快事に遭遇せず...
正岡子規 「俳句の初歩」
...外国人の写真が出たから何かと見ると下に「人生の快事」と題して「人生にすべての苦難がなくなったときの索漠たる物寂しさを想像して見よ」この世は辛いのでいいのだという金言みたいなのがのっている...
宮本百合子 「『キング』で得をするのは誰か」
...あれはやはり真に偶像破壊と云うことを快事だとして言ったのだろうと云うことである...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...オール博多の人口に膾炙(かいしゃ)する事になったのだから痛快中の痛快事である...
夢野久作 「近世快人伝」
...たまらぬ御快事ではあったのだろう...
吉川英治 「私本太平記」
...それを捕(と)らえ得(え)たのは近ごろの快事(かいじ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...近ごろの快事快事)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...生きている以上は種々の日常の不快事を(他人の不正や自分自身の不完全や好ましくない運命やを)避ける事ができぬ...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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