...又溺れることを以(もっ)て人生の快事とした...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...吾友なる貴公子何等の快事ぞ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...行乞中、不快事が一つ、快心事が一つ、或る相当な呉服店の主人の非人情的態度と草鞋を下さつたお内儀さんの温情とである(草鞋は此地方に稀なので殊に有難かつた)...
種田山頭火 「行乞記」
...何しろ百姓道を体得した恐るべき百姓を造り出そうというのだから前代未聞の痛快事だと云わねばならぬ...
戸坂潤 「社会時評」
...朝のおつとめの快事とするように...
中里介山 「大菩薩峠」
...何たる痛快事ぞ...
平出修 「逆徒」
...豈(あに)一大快事ならずや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...あにまた一大快事ならずや...
福沢諭吉 「慶応義塾の記」
...實に日本國の一大快事なれども...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...些細な痛みや不快事ではなく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...外国人の写真が出たから何かと見ると下に「人生の快事」と題して「人生にすべての苦難がなくなったときの索漠たる物寂しさを想像して見よ」この世は辛いのでいいのだという金言みたいなのがのっている...
宮本百合子 「『キング』で得をするのは誰か」
...あれはやはり真に偶像破壊と云うことを快事だとして言ったのだろうと云うことである...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...そのうちに吾が探偵文壇の双星のこうした批評を得たことは近来の痛快事である...
夢野久作 「道成寺不見記」
...人生の快事と妙味はどこにあるかと問ふならば...
吉川英治 「折々の記」
...こんな快事はないでしょう」「ふたりの女性とは...
吉川英治 「三国志」
...たまらぬ御快事ではあったのだろう...
吉川英治 「私本太平記」
...近ごろの快事快事)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...もひとつ一大快事を仕果たして...
吉川英治 「新・水滸伝」
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