...最も罪が重くすべての正直な人たちに残念であり不愉快な気持ちを起こさせるのは...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...不愉快そうに腕組をしたまま...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...愉快にしていようよ...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...不快の言を聴き、不快の物を見れば、神を害し、険を冒し危を踏めば、生を害す...
石井研堂 「研堂釣規」
...しかれども神よ、わが救主(すくいぬし)よ、爾(なんじ)はこの危険より余を救いたまいたり、人聖書を以て余を責むる時これが防禦に足るの武器は聖書なり、教会と神学者は余を捨つるも余のいまだ聖書を捨つる能わざるは余はいまだ爾に捨てられざるの一徴候なり、余は爾の下僕(しもべ)ルーテルが我の福音なりとて縋(すが)りし加拉太(ガラテヤ)書に行かん、しかして彼の平易なる独逸語を以て著述せしその註解書を読まん、「今よりのち誰(たれ)も我を擾(わずらわ)すなかれ、蓋(そ)はわれ身にイエスの印記(しるし)を佩(お)びたればなり」(六章十七節)、ああ何たる快ぞ、余も不足ながらもイエスの名を世人の前に表白せしにあらずや、余も余の罪より遁(のがれ)んために「イエス」の十字架にすがるにあらずや、余の信者なると不信者なるとは他人の批評如何(いかん)によるにあらずして、余にイエスの印記(しるし)あるとなきとによるなり、「義人は信仰に依(より)て生くべし」(三章十一節)と、然り余は今は自己の善行に憑(よ)らずして十字架上に現われたる神の小羊の贖罪に頼めり、この信仰こそ余が神の子供たるの証拠なり((ママ))、キリストを十字に附けしものは悉皆(しっかい)悪人無神論者なりしか、彼の弟子を迫害しながら神に尽くしつつありしと信ぜしものもありしにあらずや、約百(ジョブ)の友は彼の不幸艱難を以て彼の悪人たるの証(しょう)となせり、しかれども神は彼の三人の友に勝りて約百(ジョブ)を愛し賜いしにあらずや、衆人の誹毀(ひき)に対し自己の尊厳と独立とを維持せしむるにおいて無比の力を有するものは聖書なり、聖書は孤独者の楯、弱者の城壁、誤解人物の休所(やすみどころ)なり、これに依(より)てのみ余は法王にも大監督にも神学博士にも牧師にも宣教師にも抗することを得るなり、余は聖書を捨てざるべし、他の人は彼等に抗せんために聖書を捨て聖書を攻撃せり、余は余の弱きを知れば聖書なる鉄壁の後に隠れ、余を無神者と呼ぶもの、余を狼と称するものと戦わんのみ、何ぞこの堅城を彼らに譲り野外防禦なきの地に立(たち)て彼らの無情浅薄狭量固執の矢にこの身を露(あらわ)すべけんや、With one voice, O world, though thou deniest,Stand thou on that side ― for on this I am !〔世人は同音一斉に我を拒(こば)むとも彼らは彼方(かなた)に立て、我独り此方(こなた)に立たん〕時に悪霊(あくれい)余に告(つげ)ていわく、「汝いまだ若年、経験積まず、学修まらず、何ぞ汝の身を先達老練家の指揮に任ぜざる、自己の言行を以て最良なるものと見做すは平凡人のなす処にして、汝が他人の言を容れざるはこれ汝が高慢不遜なるの証(しょう)なり、汝は自己を以て最も才智ある最も学識ある最も経験あるものと致すや」と...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...それだけに迚も愉快でした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...わざと事件の一二を間違へて掲載するやうな小細工は最も不愉快である...
薄田泣菫 「茶話」
...それらの二階から我が発行所の仕事場を一と目に見下ろすのが不愉快である処から...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...如何にものどかな漁村の氣持が出てゐて愉快であつた...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...これらこそ安易の夢、無智の快楽、十年まえ、太陽の国、果樹の園をあこがれ求めて船出した十九の春の心にかえり、あたたかき真昼、さくらの花の吹雪を求め、泥の海、蝙蝠の巣、船橋とやらの漁師まちより髭(ひげ)も剃らずに出て来た男、ゆるし給え...
太宰治 「喝采」
...暴戻(ぼうれい)の快感をむさぼる悪人らしいその破廉恥...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...愉快であった事は無論...
夏目漱石 「草枕」
...それが最大不愉快である...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
......
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...特に許された見学の団体が実習場に入る事があるがその中に大袈裟に鼻を被うものなどあると我我は寧ろ不快を感ずる...
森於菟 「屍体異変」
...不愉快な気分を味わった...
山本周五郎 「青べか物語」
...快活で無邪気で画もなかなか巧者であった...
山本笑月 「明治世相百話」
...何となく快(こころよ)くなかったし...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??