...彼は忠実なる英国の子供にして彼の単一の目的は英国の利益と栄光とにありき...
内村鑑三 「ネルソン伝に序す」
...大抵影に忠実な細君が居て...
薄田泣菫 「茶話」
...ある与えられた研究題目に対して独創的な実験的方法を画策して一歩一歩その探究の歩を進めて行った道筋の忠実な記録を読んで行くときの同学読者の心持ちは...
寺田寅彦 「科学と文学」
...未来の生きた生活の忠実なる活動写真であり...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...併し翻訳としてまことに忠実なもので...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...未来の忠実なる妻ラーンを得たのはチューリッヒに於てである...
戸坂潤 「辞典」
...兎に角忠実な報告であってでたらめではありませんよ...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...この書はその考証の洽博(こうはく)にして記事もまた忠実なること...
永井荷風 「向嶋」
...通旅籠町と改名されたおり大丸に長年勤めていた忠実な権助(ごんすけ)が...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...あたかも忠実な召使を買収しているかのようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...忠実なことを知っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...」――の聖人の忠実な下僕(しもべ)であった...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...後年ケーテが正直な働く人々の生活の最も忠実な描き手となったことは...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...(b)真実に対して不忠実な者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「謀反(むほん)をあかしても安心な男」といわれるほどの忠実なしもべにはなりたくない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いずれもその忠実な点でもその有能な点でも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...夢が我々の傾向の忠実な説明者であるということは本当だと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...忠実な張番役だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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