...彼のすぐれた上品さや応対ぶりを羨(うらやま)しがっていたのである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...どこと言ってこの辺の普通の百姓と変りのないその様子……身装(みなり)顔付、応対ぶり、それらが村人をして何の遠慮もなくここへ足を踏み入れさす原因かも知れない...
犬田卯 「錦紗」
...双眉の間に深い縦の皺(しわ)を刻みつつ緊(きっ)と結んだ口から考え考えポツリポツリと重苦しく語る応対ぶりは一見信頼するに足る人物と思わせずには置かなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...さいぜんから太刀川青年の胸のすくような応対ぶりに見とれていたが...
海野十三 「太平洋魔城」
...客の応対ぶりだって...
徳田秋声 「新世帯」
...かえってその応対ぶりはたいていいつでも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼の長官の僕に対する応対ぶりを見て...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...なぜ山崎が一目置いた応対ぶりをしているのだろうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...ハキハキした応対ぶりに感心させられないわけにはゆかぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...普通の人としてさえ不都合に近い愚劣な応対ぶりを...
夏目漱石 「道草」
...世辞愛想や立派な応対ぶりの話をしたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...気持の好い応対ぶりで一同をすっかり俘虜(とりこ)にしてしまう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...都風の応対ぶりで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その分署長の応対ぶりにすっかり面喰った彼は...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...それもいま此処の番頭たちの応対ぶりでは...
山本周五郎 「風流太平記」
...酒井邸の応対ぶりはまことによそよそしく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...つまり雑軍というわけだな」董卓の応対ぶりは...
吉川英治 「三国志」
...何のきしみをも感じさせない応対ぶりで...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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