...その鳴き声に応ずる声がまた森の四方にひびきわたって...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...これに応ずる勇気も無く...
石原莞爾 「戦争史大観」
...そんな御註文に応ずるのが...
泉鏡花 「婦系図」
...容易にこれに応ずるものが出て来る...
大杉栄 「征服の事実」
...木客の数は多いので幾何(いくら)でも応ずる事ができた...
田中貢太郎 「死んでいた狒狒」
...いつでも彼女の御用命に応ずるように...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...この社会的(?)需要に応ずるために...
戸坂潤 「技術の哲学」
...米友は苦笑いしてそれに応ずる気色(けしき)がありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...その気配を察して飛衛もまた弓を執(と)って相応ずる...
中島敦 「名人伝」
...響の物に応ずるごとくに働らいた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...私にはKに応ずる準備も何もなかったのです...
夏目漱石 「こころ」
...「四千円」響の音に応ずるように応えます...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...一向人々の挨拶に応ずることもなく...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その必要に応ずることが出来ないといふ事がわかつた...
正岡子規 「病牀六尺」
...新たにこれに応ずる改良を...
柳田国男 「母の手毬歌」
...あらゆる階級の要求に応ずる設備が整っていた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...道誉の挑戦に応ずるごとくくちびるを舐(な)めた...
吉川英治 「私本太平記」
...漸次高まって行く展開に相応ずるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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