...その科学的な多能多才の応ずるところ...
岩野泡鳴 「耽溺」
...その工夫に応ずるために西洋の築城法が輸入されることになった...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...学校の試験に応ずるやうな...
太宰治 「火の鳥」
...科挙(かきょ)に応ずることのできるように学問文章を修(おさ)めることになっているので...
田中貢太郎 「悪僧」
...いつでも御用に応ずるが...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...而も伊藤侯が自由党の冀望に応ずるの意思あるや否やは一個の疑問たるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...――清子さんはなぜあなたと結婚なさらなかったんです」今度は津田が響の声に応ずるごとくに答えた...
夏目漱石 「明暗」
...これに応ずる態度がある...
新渡戸稲造 「自警録」
...響の音に応ずるような若い女の声...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何であってもあなたのおっしゃることに応ずると約束しているのになぜ私の懇願をかなえていただけないのかを説明するような...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...一個二銭何程なりとも思召に応ずると云ふのであるが...
正岡容 「大正東京錦絵」
...いつでも我々の時に応ずることができるようになっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは誰の要求にも至極おとなしく応ずる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしはもう大きな変化に応ずることができない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もし新しい生活の新しい需用に応ずるものを作り得るなら...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...なかばやむなく応ずるのだが...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...この招待に応ずることは...
和辻哲郎 「鎖国」
...それは青春期の肉体のみずみずしさとちょうど相応ずるものです...
和辻哲郎 「すべての芽を培え」
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