...なんとなく忙しげにざわついていて...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...汝の忙しげに求むるものは何ぞ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...木を置いて出て行く)ノラ (忙しげに木を飾りながら)こゝは蝋燭にして向ふの方へ花をかける...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...言捨(いひす)てて忙しげに走り行く...
高山樗牛 「瀧口入道」
...村から村へ配達する新聞屋の鈴の音は忙しげに聞こえた...
田山花袋 「田舎教師」
...高い角張った建物や電車自動車の響きや忙しげな通行人など...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...忙しげに醤油や砂糖や炭火の方へ気を配ってる彼のためには...
豊島与志雄 「交遊断片」
...清二は忙しげに正三の部屋の入口に立ちはだかつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...今も正三はこの兄の忙しげな容子にいつもの警告を感じるのであつたが...
原民喜 「壊滅の序曲」
...長兄は忙しげに出掛けて行く...
原民喜 「壊滅の序曲」
...豆粒ほどの人間の群が今も忙しげに動きまはつてゐる...
原民喜 「壊滅の序曲」
...僕の周囲で忙しげに食事をしてゐる人たちは...
原民喜 「災厄の日」
...わたくしも亦忙しげな人々を見て...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...主人は忙しげに反復して云つて...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
...忙しげにまた飛び立った...
矢田津世子 「茶粥の記」
...駒音が忙しげだった...
吉川英治 「私本太平記」
...住吉から新たに十人ほどの具足師が来て加わりましたので」「鳶七は帰ったのか」「忙しげに...
吉川英治 「私本太平記」
...日暮を忙しげに働き出した...
吉川英治 「新書太閤記」
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