...鍵や財布を忘失するのは困りますね...
...彼は最近、物忘れがひどく忘失症かもしれないと心配している...
...個人情報を管理する際には注意しないと忘失してしまうこともあります...
...記憶力の低下によって、年齢を重ねると忘失しやすくなることがある...
...忘失しないように...
...一部分の忘失遺却の...
高木敏雄 「比較神話学」
...忘失を免かること能わざるなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...乱酔、自己忘失、路傍に倒れてゐる私を深夜の夕立がたゝきつぶした、私は一切を無くした、色即是空だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...――愚劣、愚劣、愚劣といふより外ない! どうして私はこんなに弱いのか、あまりに弱い、弱すぎるではないか!前後不覚、自他忘失、……あゝ!八月一日晴...
種田山頭火 「松山日記」
...雑念或は意識及び其の惰性によつて忘失したのである...
中原中也 「詩に関する話」
...記録も怪しいくらい忘失された出来事のように見えて...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...前後をいかに忘失したとはいえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...自他ともに差別の観念を忘失して...
柳田国男 「山の人生」
...狂言方等略)まだこの他に遺漏忘失が多数ある事と思う...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...正木先生はそのような状態を仮りに『自我忘失症』と名付けておられましたが……」「……自我……忘失症……」「さようで……あなたはその怪事件の裏面に隠れている怪犯人の精神科学的な犯罪手段にかかられました結果...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...こうした『夢中遊行』『自我忘失』『自我覚醒』という経過が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...早い話が吾輩の勝になる……君は『自我忘失症』と名づくる一種の自家意識障害を起して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...現在の自己障害……『自我忘失症』から離脱出来ないであろう事が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...われながら忘失力の強健なのにおどろく...
吉川英治 「折々の記」
...だが、その忘失も、その恐怖も、自分の仕えている主家の大事――という観念の以外に――である...
吉川英治 「新書太閤記」
...酔いと杯を忘失していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分を忘失していたのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...真の勇者である)という言葉を決して忘失してしまっているわけではない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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