...かくの如き議論は特に仏蘭西に於てかの離婚しがたき結婚制度の陰影として『自然の法則』の生んだ姦淫を忘れがたいものにするのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...墨東は忘れがたい地である...
心猿 「桜もち」
...小説として奇妙な味の忘れがたいものはドイルの「六つのナポレオン」の...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...私にとつて忘れがたい期間であつたとも言へるであらう...
太宰治 「津軽」
...忘れがたいくらいの猛烈な雷鳴と電光とがその激湍のような雨と共に始った...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...人が見たらなんでもないこの貧しい記録も自分にとってはあらゆる忘れがたい貴重な経験の総目次になるように思われる...
寺田寅彦 「病室の花」
...忘れがたい印象を残した事件があった...
中谷宇吉郎 「ケリイさんのこと」
...忘れがたいものである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...忘れがたい人々との心にもない別離(べつり)...
堀辰雄 「美しい村」
...鬼気さえもはらんで忘れがたい感銘を与えられた...
宮本百合子 「或る画家の祝宴」
...なんと忘れがたい楽しさをもって気候のよい日曜日の大散歩の面白さを描いているだろう...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...恋しかった点でも源氏には忘れがたい人であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...精神的にも肉体的にも忘れがたい悲劇のひと幕でございました...
森律子 「三度會つた巡査」
...あの忘れがたいホイットマンのすべての詩は...
柳宗悦 「工藝の道」
...そのほかこまごました親切は忘れがたいものである...
山本周五郎 「柳橋物語」
...洛陽の地には忘れがたい魅力があった...
吉川英治 「三国志」
...忘れがたい一夜をすごした伊吹の城だ...
吉川英治 「私本太平記」
...または甲州から遠く越中加賀あたりへかけての諸々の大きな山岳を眺め渡した氣持もまた忘れがたいものである...
若山牧水 「樹木とその葉」
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