...尚又右の条件の実行せられたる後は火中することを忘るべからず...
芥川龍之介 「遺書」
...日中の炎塵を忘るるとは...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...靜子の生涯に忘るべからざる盆の十四日の日は...
石川啄木 「鳥影」
...「時計は捩子(ねぢ)を捲くを忘るべからず...
薄田泣菫 「茶話」
...正義を破壊する如き慈悲も亦(また)等しく非基督教なる事を忘るべからず...
薄田泣菫 「茶話」
...これ終身忘るる事能わざるべきなり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...列國の勢力と相競爭するの位置に立つを忘るべからず...
竹越三叉 「深憂大患」
...この一粒も先祖の御蔭と申すことを寝ても覚めても忘るる事なく...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...われを忘るることもできざる者は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...忘るべからざる本性は常にそこにあるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それもわからなくなってしまいました」「城南に行かんとすれば南北を忘る――というところですね」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...九忘るべからざる二十四日の出来事を書こうと思って...
夏目漱石 「思い出す事など」
...死を忘るるものは贅沢(ぜいたく)になる...
夏目漱石 「虞美人草」
...此(かく)の如く苦辛して得たる者は脳中に染(し)み込む事深ければ再び忘るる事なく(一)...
正岡子規 「俳諧大要」
...『俊頼口伝集』下に「忘るなよ田長(たおさ)に付きし虫の色ののきなば人の如何(いかに)答へん」「ぬぐ沓の重なる事の重なれば井守の印し今はあらじな」「のかぬとも我塗り替へん唐土(もろこし)の井守も守る限りこそあれ」中略...
南方熊楠 「十二支考」
...工藝を持っていることを忘るべきではないと思います...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...その日より身に泌み渡りて片時も忘るゝ能はず...
夢野久作 「白くれない」
...忘るることのできないものでありました」「いや...
吉川英治 「親鸞」
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