...ところが陸軍の軍医を志願すると学資を給(きゅう)してもらうことができるので...
石原純 「ヘルムホルツ」
...だが潜水艦乗りを志願するようなところは...
海野十三 「空襲葬送曲」
...船長のところへ幽霊船探険を志願するものがたくさん出てきて...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...無理に好んで志願する結果なのです...
太宰治 「新ハムレット」
...」ことし大学を卒業してすぐに海軍へ志願する筈になっている松野君も...
太宰治 「不審庵」
...争って闘牛士を志願する...
谷譲次 「踊る地平線」
...僕のところにも言って来たよ」「小島や杉谷はもう東京に行ったッてねえ」「そう書いてあったね」「どこにはいるつもりだろう?」「小島は第一を志願するらしい」「杉谷は?」「先生はどうするんだか……どうせ...
田山花袋 「田舎教師」
...単に自発的に入学を志願するものだけを受動的に収容するだけではいけないので...
戸坂潤 「社会時評」
...つてを求めて職員を志願する者の中には...
永井隆 「この子を残して」
...我も我もとお伴(とも)を志願することになった...
中里介山 「大菩薩峠」
...結局誰もその方を志願する者がなくておしまいになってしまった...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...こちらには誰もなろうと志願するものはないから安心です...
夏目漱石 「創作家の態度」
...然(しか)るに彼らは工業学校を卒業した暁に大工を廃(や)めてしまい、海軍を志願する、かかる生徒が続々出来るとする...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...然るに彼等は工業學校を卒業した曉に大工を廢めてしまひ、海軍を志願する、かゝる生徒が續々出來るとする...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...何処で一二〇〇〇フランを見つけたもんかのう? 私が軍隊の補欠にでも志願するか?」「あー! お父さん!」二人の娘は彼を取り囲んで言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...志願する男があった...
火野葦平 「花と龍」
...「大間違ひさ! 第二夫人を志願するなんて...
牧野信一 「小川の流れ」
...最初見習職工に志願するんだよ...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
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