...しかも後顧の憂なく自分を志すところへと踏み出させてくれたことか――それを思って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...自分自身の意志するままに思索し行為することをあえてする革命家等は殺されなければならない...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...最初から商売に志すものとは自ずからその性質を異にする...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...世界の進歩に後れぬようにしようと志す人は...
寺田寅彦 「物理学の応用について」
...又わしの志す、富国強兵の策は、幾度も申す如く、理化学の道じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...鳥羽の港より船に乘りて熊野へ志す...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...それぞれ志す方へと出かけていった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...従来我邦にまだ一の完全した日本の植物志すなわちフロラが無い...
牧野富太郎 「植物記」
...だから植物学に志す者には...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...天子にならうと志すが好い...
森鴎外 「栗山大膳」
...著者の志す所は厳君(げんくん)の『経籍訪古志』を廓大(かくだい)して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...是れ各其の志す所に從つて行ふを言ふなり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...これはぜひ民俗学に志す人々にやってもらわなければならぬ大きな問題である...
柳田国男 「故郷七十年」
...とりわけ初めてその学問に志す者の正道である...
矢部貞治 「政治学入門」
...自分の志す方角に向って歩いて行くのです...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...「もとより上洛の目標は一途(いちず)に志すところではあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...英世少年が志す勉学の資もままにならなかった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「少々志す事がありますので...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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