...「旅は明日志す所へ着くというその夜は誰も安心して必ず其所で竊(ぬす)みに逢うものなり」とありたれば...
饗庭篁村 「良夜」
...志すところの高さと...
阿部次郎 「帰来」
...自分の志す道にも飛躍的に入れず...
有島武郎 「私の父と母」
...いやしくも文学に志す者で日本派の俳句...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...第二維新の創設に志すその後幾(いく)ばくならずして我輩は反対党のために敗北し...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...科目は植物に志す由(よし)言ひやる...
田山花袋 「田舎教師」
...ただ意志すなわち意志の自由のみは...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...わたしは平生文学を志すものに向って西洋紙と万年筆とを用うること莫(なか)れと説くのは...
永井荷風 「十日の菊」
...その志す家路に帰ろうとする時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...清澄山を下りて小湊を志す...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...意志することではなく...
中原中也 「撫でられた象」
...それの志す所が成就されるとすれば...
波多野精一 「時と永遠」
...文化的時間性がかくの如き目的地を志すことはすでにしばしば論じた所である...
波多野精一 「時と永遠」
...新聞紙の政談に志すも...
福沢諭吉 「学者安心論」
...元来栄達に志す人ではなかったから...
穂積陳重 「法窓夜話」
...されば忘れても夜中の秘密研究など志すべきでない...
南方熊楠 「十二支考」
...その価値を認識しその発展に志すことは...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...その志す最後の目標は違っていたが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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