...その志すところの相違によつて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...之を見て自己の属する社会の改良に志すならば人間の分相当のこととして敢へて不思議はないが...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...佛の道に志すより外はないと思って居た...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...女のほうは頭のいいようなのが映画を志す...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...その志す家路に帰ろうとする時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...意志することではなく...
中原中也 「撫でられた象」
......
西田幾多郎 「フランス哲学についての感想」
...物質であるところのものは、思惟することも、意志することも、生殖することもできないのだ...
萩原朔太郎 「宿命」
...それの志す所が成就されるとすれば...
波多野精一 「時と永遠」
...自然的生よりの解放自由の世界への向上を志す文化的生にとつては...
波多野精一 「時と永遠」
...それぞれ志す方へと出かけていった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...新聞紙の政談に志すも...
福沢諭吉 「学者安心論」
...志す所のものあるべし...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...従来わが国にまだ一つの完全した日本の植物志すなわちフロラが無い...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...養父榛軒と志す所を異にしたのだと伝へられてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...歌道に志すほどの人は意を留めなくてよいでしょうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...とりわけ初めてその学問に志す者の正道である...
矢部貞治 「政治学入門」
...剣をつかい剣に志す社会を風靡(ふうび)している...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索