...しかし数学で研究される結果を忖度(そんたく)し得た...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...信吾は亦自分の心を妹に勝手に忖度されてる樣な氣がして...
石川啄木 「鳥影」
...意圖(いと)を忖度(そんたく)して憚(はゞか)らないのは僭越(せんゑつ)である...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...殆ど忖度し難いものが多い...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...自己の心を標準として他人の心を忖度(そんたく)するためであって...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...自己の心を以て他を忖度したのである...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...彼の言葉をそのままに聞いてゐるだけで彼の胸のうちをべつだん何も忖度してはゐないのだといふところをすぐにも見せなければいけないと思つたから...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...と忖度してはならない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...忖度(そんたく)するにあるいは因(いん)あらん...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...弱い神經衰弱症の人間が無暗(むやみ)に他の心を忖度(そんたく)して好い加減(かげん)な事を申して濟みません...
夏目漱石 「『傳説の時代』序」
...互いの胸を忖度(そんたく)しようとする試みが...
夏目漱石 「明暗」
...彼はまるでその心持の転化作用を忖度(そんたく)する事ができなかった...
夏目漱石 「明暗」
...その意味が忖度し難かつたが...
牧野信一 「湖の夢」
...いろいろな忖度(そんたく)を世間はしております...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そばの者が何とかいいかげんなことを忖度(そんたく)して申し上げなかったであろうかと心配です...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...忖度(そんたく)するだけで断言することはできなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...芳年が紫玉の意を忖(はか)って...
森鴎外 「細木香以」
...」叔父は矢代の意中を忖度したつもりで...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??