...其実(そのじつ)一般の婦人が忌むべく...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...馬鈴薯と豆類には足りて忌むべきを覚ゆるあり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...それによって忌むべき「唯物論」を抑圧することは...
戸坂潤 「技術の哲学」
...私達の一族には忌むべき遺伝がある...
外村繁 「澪標」
...残忍と憎悪(ぞうお)とに満ちた忌むべき宣伝者ども...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...芸術品に最も忌むものは...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...そのいかなる徳をもってしても司教の目には忌むべきものと映ずるであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ついにわたくしの叫びが忌むべき沈黙を破りました...
西尾正 「墓場」
...威力の衰ろへるのを忌むのと...
別所梅之助 「石を積む」
...獣肉を忌む神にも供えまた家内で食うも忌まず...
南方熊楠 「十二支考」
...『西域記』にも凌山氷雪中の竜瓢を忌むとある...
南方熊楠 「十二支考」
...マレーの産婦は猴に触れば額と目が猴のような醜い児を生むとて忌む由(ラッツェル『人類史』巻一...
南方熊楠 「十二支考」
...牝鶏の時を作るを忌むを不審した由を記された...
南方熊楠 「十二支考」
...梵徒は鼠を忌む故(一九一五年ボンベイ板...
南方熊楠 「十二支考」
...妻志保は豚を忌む多数者の一人であつたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...目に丁字(ていじ)なき儕輩(せいはい)の忌む所となって...
森鴎外 「渋江抽斎」
...これも凶を忌む日である...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...物を忌むことなし一...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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