...其実(そのじつ)一般の婦人が忌むべく...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...私は最もそれを忌む...
高浜虚子 「俳句への道」
...始めから縁にゆとりの無い書物を愛書家は特に忌むのである...
辰野隆 「愛書癖」
...崋山の「愼機論」を幕府が忌むところとなつて崋山は天保十二年...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...此時僧侶の間で最も忌むべき顕栄を干(もと)める念が始めてステパンの心の中(うち)に萌(きざ)した...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...わたくしは少年の頃から学閥の忌むべき事や...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...あれは忌むべき罪ではなかったのか?──赤とうがらしが欲しいとふっと思うのは人情だから仕方がないとしても...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...過ぐる日の帝都なる紡織界に於ける総同盟罷工に破れてより職を失いてさすらいの途に上る企業家は挙(こぞ)って彼を恐れ彼を忌む...
根岸正吉 「織工」
...Nil sapientiodiosius acumine nimio.(叡智にとりてあまりに鋭敏すぎるほど忌むべきはなし)セネカ(1)パリで...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...忌む可き大戦争は勃発した...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...兎途を横ぎるを忌む事欧州のほかインド...
南方熊楠 「十二支考」
...女を忌む鐘の瑕を女が舐めて愈したなど...
南方熊楠 「十二支考」
...『書紀』十一に、武蔵人と吉備中国(きびのなかつくに)の人が、河伯(かわのかみ)また大(みづち)に瓠(ひさご)を沈めよと註文せしに沈め得ず、由ってその偽神なるを知り、また斬り殺した二条の話あるを見ると、竜類は瓢を沈め能わぬ故、忌むとしたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...また家に置けば病人絶えずとて熊野に今も忌む所あり...
南方熊楠 「十二支考」
...妻志保は豚を忌む多数者の一人であつたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...われまことに忌むことを知らずして...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...三の忌むべき実例があったからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...絶対に忌むからで...
吉川英治 「江戸三国志」
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