...「チブス? いかに忌むべき病名であらう...
高濱虚子 「續俳諧師」
...わが身にとりて忌むもの多し...
太宰治 「花吹雪」
...忌むべきものと隣した反映の跡がなお残ってることがある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...此時僧侶の間で最も忌むべき顕栄を干(もと)める念が始めてステパンの心の中(うち)に萌(きざ)した...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...威力の衰ろへるのを忌むのと...
別所梅之助 「石を積む」
...食せしに因て之を忌むかと...
南方熊楠 「鹽に關する迷信」
...本(も)と亡靈が鹽と鐵を忌むとせしに出るならん...
南方熊楠 「鹽に關する迷信」
...和漢ともにこれを神物として直ちに本名を呼ぶを忌むのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...兎途を横ぎるを忌む事欧州のほかインド...
南方熊楠 「十二支考」
...夷子(えびす)様など唱え鮫というを忌む...
南方熊楠 「十二支考」
...蛇は大抵の民族が甚(ひど)く忌むものながら...
南方熊楠 「十二支考」
...少しでも鶏に触れられた食物を不浄として太(いた)く忌むのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...牝鶏の時を作るを忌むを不審した由を記された...
南方熊楠 「十二支考」
...また家に置けば病人絶えずとて熊野に今も忌む所あり...
南方熊楠 「十二支考」
...ただし牝鶏の晨するを忌む...
南方熊楠 「十二支考」
...(b)妊娠中の妻に接することを忌む...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...先頃から忌むべき噂にのぼっている吹上の妖について...
吉川英治 「江戸三国志」
...一體に流行を忌む心は...
若山牧水 「樹木とその葉」
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