...この忌まわしい風習が一部分古典時代の民族に移り伝わり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...アレキサンドロスの息子シリア王(紀元前150年)アンティオコス(Antiochus)の後見人ディオドトスの扇動により膀胱結石切除術師が膀胱結石と言って10才のアンティオコスを殺す忌まわしい殺人事件が起きた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...暗殺者およびすべての忌まわしい行為をするものはこの暴君の親友であった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...そして私自身も――この忌まわしい身体を持った私自身の運命をも...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...そんな忌まわしい噂の...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...どんなに忌まわしいイヤらしいことであっても...
谷崎潤一郎 「鍵」
...行者の眼には一箇の忌まわしい腐肉や血膿のかたまりとして映ずるようにさえなるので...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...煩悩の苦しみとやらに充ちて居る浮世と云うものがどんな忌まわしい国土であるか...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...パリーの極端な疑惑と忌まわしい快楽主義とに接して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あまりに忌まわしいことだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しわがれ声の忌まわしい嘲(あざけ)りが廊下から響いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかも、この忌まわしい、好もしからざる事件に於て、自分はまんまと犯人の役割を背負込まされているのだ...
橋本五郎 「殺人迷路」
...私って何と忌まわしい娘なんでしょう!」「彼には分かっていましたよ」ラスチニャックが言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...他の人には一目でわかるような忌まわしい記(しる)しがついているのではあるまいか? そういえばいったい私はどんな顔をしていたっけ? 私は自分の顔を忘れてしまったような気がした...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...ポンダ通りの忌まわしい夜にテンプルが会った頃とは全く違っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...忌まわしい酒さえ断っていれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...むくつけい暴男(あらおとこ)で……戦争(いくさ)を経つろう疵(て)を負うて……」「聞くも忌まわしい...
山田美妙 「武蔵野」
...全く以て忌まわしいチョ=チョ人が一人...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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