...これのみならず忌まはしくも...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...男は忌々しそうに舌打ちして...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...もう一周忌かえ? 早いもんだな』いかにも同情するやうにしんみり言つて...
田山録弥 「ひとつのパラソル」
...彼はついにそれらを忌みきらうようになった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...エロは忌嫌すべきものであるし...
直木三十五 「大阪を歩く」
...「チェッ」米友は舌打ちをして忌々(いまいま)しがりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...器械の様に束縛(そくばく)するの愚を忌んだ...
夏目漱石 「それから」
...忌むべきを忌むソレから国を去(さっ)て長崎に行き大阪に出てその修業中も...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...遂(つひ)ぞ人の気になるような忌(いや)がるような根性の悪いことを云(いっ)て喧嘩をしたこともなければ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...レスブリッジですら忌まわしい悪夢であれと願った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...たぶん本官はこの忌々しい事件関連を全部見越していたと思うが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...湯村は忌々(いま/\)しさうに聖書をドシンと襖(ふすま)へ投付けた...
眞山青果 「茗荷畠」
...殊には斎忌(タブー)の制煩多で...
南方熊楠 「十二支考」
...四九梅若忌(うめわかき)特に三月十五日の日に祭をする風があるか...
柳田国男 「年中行事覚書」
...あるものは我が誌を蛇蝎の如く排忌するものもあれば...
山本実彦 「十五年」
...(一六)吾が第一と第二の母上は忌日...
山本周五郎 「青べか日記」
...かえって迷う因ではありませんか」「ともあれ拝聴しましょう」「では忌憚(きたん)なく申しあげる...
吉川英治 「三国志」
...忌憚(きたん)なく述懐して質問した...
吉川英治 「三国志」
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