...忌々(いまいま)しくなつて来た...
芥川龍之介 「酒虫」
...まだ忌々(いまいま)しさが残つて居たが...
石川啄木 「病院の窓」
...洋學年表享保元年の項に「下欄ハ學者ノ忌日ヲ記入スル處ナレドモ第一年ハ現存者ヲ列記ス如左」とあつて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...人から忌みきらわれるばかりである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...忌々(いまいま)しくも煙草入を抜いて一服つけました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……浄心寺で一周忌の法事をして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...どうか君の方も協力してくれたまえ」外務大臣は忌々しそうな面持で...
久生十蘭 「魔都」
...空しく白骨になってしまうのはどう考えても忌々しくてたまらない...
久生十蘭 「魔都」
...彼の心に忌(いや)な感じをあたえた...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...十歳の時『史記』の講義を聴くに田忌(でんき)千金を賭け逐射した時孫子忌に教えてその下駟(かし)と敵の上駟と与(あわ)さしめ無論一度負ける...
南方熊楠 「十二支考」
...五時半から中央公論の故瀧田樗蔭十三回忌あり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一周忌の仏事をされることになっていまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三の忌むべき実例があったからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...四母の一周忌がすんで少し経つと姉がおきえさんを迎いに新潟へ旅立った...
矢田津世子 「父」
...一段とこの日を鼠のための斎忌(さいき)の日のように...
柳田国男 「海上の道」
...これを取り入れるまでにいかなる物忌と...
柳田国男 「海上の道」
...こよい父義朝の五七忌に...
吉川英治 「源頼朝」
...自分の意見を忌憚(きたん)なく述べてまいったのだ」「…………」「然るに――其方たちが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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