...彼女の心魂は彼にあります...
...私の心魂には、彼への愛が詰まっています...
...彼は心魂を込めて音楽を奏でた...
...心魂は苦しみから開放されることができます...
...その小説は心魂に響くストーリーだった...
...心魂(こころ)も今は空になり...
巌谷小波 「こがね丸」
...なしとげようと心魂を砕いたからだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...茶会御出席に依り御心魂の新粧をも期し得べく...
太宰治 「不審庵」
...それ緡蛮(めんばん)たる黄鳥は丘隅(きゅうぐう)に止るとと云う文句で始まっているこの曲はけだし春琴の代表作で彼女が心魂(しんこん)を傾(かたむ)け尽(つく)したものであろう詞は短いが非常に複雑な手事(てごと)が附いている春琴は天鼓の啼く音を聞きながらこの曲の構想を得たのである手事の旋律(せんりつ)は鶯の凍(こお)れる涙今やとくらんと云う深山(みやま)の雪の※(と)けそめる春の始めから...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...欧米大陸の波瀾万丈沸(に)えかえる様な思潮に心魂を震蕩(しんとう)された葛城は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ドオ………ン!待ち設(もう)けても今更人の心魂を駭(おどろ)かす大砲の音が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...小供のうちは心魂(しんこん)に徹(てつ)して困却した事がある...
夏目漱石 「それから」
...子供のうちは心魂に徹して困却した事がある...
夏目漱石 「それから」
...これを決するためには終日終夜心魂(しんこん)を痛め...
新渡戸稲造 「自警録」
...ブラームスが心魂を傾けた作で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...心魂を打ち込んで刻んだ出世作で...
野村胡堂 「踊る美人像」
...界隈(かいわい)の冷飯食いの心魂(しんこん)を奪うという有様だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(見えない一人の指揮者が彼等の上を飛び越え、狂奔し、埃と騒擾と錯乱の上を飛躍する、一物も纏わない裸身、その肩をかざる鮮かな二つの翼、剣の鞘は開かれ彼は先頭に立って走る……)叫喚と怒号、暗黒の大津波があらゆる細微物から、広汎な大運動を通じていま、一切の群集を煽り、先立たせ、狂奔せしめる、肩から肩、手から手、心魂から心魂へ、見えざる旋風が一切の熱狂を高く捲き上げる……...
百田宗治 「騒擾の上に」
...自分の心魂をつめこんだに等しい八寸玉の製作を終った...
吉川英治 「銀河まつり」
...熔鉱炉(ようこうろ)中の鉄と焔(ほのお)のごとく心魂を凝(こら)し合ったので板敷は二人の汗で辷(すべ)るばかりであった...
吉川英治 「剣の四君子」
...そして汲々(きゅうきゅう)として明日のそなえに心魂を傾けた...
吉川英治 「三国志」
...心魂をもって描いたものと覚えます...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...心魂のおののきを彼も禁じ得なかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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