...彼女の心魂は彼にあります...
...私の心魂には、彼への愛が詰まっています...
...彼は心魂を込めて音楽を奏でた...
...心魂は苦しみから開放されることができます...
...その小説は心魂に響くストーリーだった...
...けれどもそれが力強く根深く侯爵の心魂を涵して居た...
會津八一 「音樂に就いて」
...なしとげようと心魂を砕いたからだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...あわれむべき御心魂...
太宰治 「新釈諸国噺」
...欧米大陸の波瀾万丈沸(に)えかえる様な思潮に心魂を震蕩(しんとう)された葛城は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...真赤に天を焦(こが)す猛火の焔(ほのお)は私共の心魂(しんこん)を悸(おのの)かせました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...神尾主膳が心魂に徹して思い出してきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...子供のうちは心魂に徹して困却した事がある...
夏目漱石 「それから」
...然至内部體機、榮養此心魂、與此躯幹者、則無一相關焉...
西周 「靈魂一元論」
...宮川光遙先生が心魂をこめて作り上げた...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...腰抜け彌八が心魂籠(しんこんこ)めて書いた三百六十何本の色文も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心魂(しんこん)を打ち込んで介抱したせゐか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心魂を打ち込んで暮していたでな――ところがやはり男よ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...田舎育ちの者かかる美女に手を握られた嬉しさ心魂に徹し...
南方熊楠 「十二支考」
...(見えない一人の指揮者が彼等の上を飛び越え、狂奔し、埃と騒擾と錯乱の上を飛躍する、一物も纏わない裸身、その肩をかざる鮮かな二つの翼、剣の鞘は開かれ彼は先頭に立って走る……)叫喚と怒号、暗黒の大津波があらゆる細微物から、広汎な大運動を通じていま、一切の群集を煽り、先立たせ、狂奔せしめる、肩から肩、手から手、心魂から心魂へ、見えざる旋風が一切の熱狂を高く捲き上げる……...
百田宗治 「騒擾の上に」
...禅と兵学に心魂をうちこんだということである...
吉川英治 「黒田如水」
...ちと心魂に徹することござって...
吉川英治 「剣難女難」
...そして汲々(きゅうきゅう)として明日のそなえに心魂を傾けた...
吉川英治 「三国志」
...心魂は写すことが成りかねまする...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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