...病気の事も心配でならないからといって来てはいるんですが...
有島武郎 「或る女」
...このお子さまのことが心配でならないものですから...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...僕は心配でならないんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...余程熱度が高いに相違ない」と思つて心配でならないので...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...僕は君のために心配でならない...
豊島与志雄 「常識」
...実(じつ)はどうも長吉(ちやうきち)の様子(やうす)が心配でならないのさ...
永井荷風 「すみだ川」
...お豊(とよ)は長吉(ちやうきち)とお糸(いと)のことが唯(たゞ)何(なん)となしに心配でならない...
永井荷風 「すみだ川」
...実はどうも長吉の様子が心配でならないのさ...
永井荷風 「すみだ川」
...お豊は長吉とお糸のことが唯(ただ)何(なん)となしに心配でならない...
永井荷風 「すみだ川」
...鼠に引かれさうで心配でならないので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あたし本統に心配でならないから云ふのよ...
平出修 「瘢痕」
...モウパア警部も心配でならない...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...おぢいさんは好くそんなお金が続くかとおもふと心配でならない...
牧野信一 「サクラの花びら」
...どうなることかと心配でならないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...心配でならない乳母は帳台の近くに侍していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...逢わないでいてはどんなに苦しいだろうと今から心配でならない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一層この後(のち)があの人のためにも自分のためにも心配でならないと...
與謝野晶子 「帰つてから」
...どこまで荒(すさ)んで行く心であろう――一つはそれも心配でならないのだった...
吉川英治 「剣難女難」
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