...仕上がりについて何処か自然ぴったりしない点などあるかを心遣います...
上村松園 「迷彩」
...心遣いといっても知れたことですが...
上村松園 「迷彩」
...宿屋の主人(あるじ)は夜長の心遣いから...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...のっぽのジョンのこの一目瞭然たる心遣いは最も気味悪く思われた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...こんなお心遣いまで...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...そのちっぽけな心遣いが気に食わないのだ...
林不忘 「安重根」
...その心遣いは無用であったように見えた...
中島敦 「虎狩」
...彼女は天文学者の正確さで下宿代の値段によって彼等に心遣いや保護を少しずつ配分していた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼女達が私に対してどれほど細かい心遣いを見せてくれたか...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...明日の仕事に備えようとする心遣いでもあるのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...佗(わび)しく思わせまいとする精一ぱいの心遣いであった...
本庄陸男 「石狩川」
...行き違うまいとの心遣いからだけでも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分をかばおうという心遣いから放たれているから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それにしてもわたしの彼らに対する心遣いと義務とをいくらか節約することができるからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...古代人の心遣いを計算に入れないのを非常に残念に思っている...
柳田国男 「故郷七十年」
...みんなの心のこもった劬りと心遣いのことが...
山本周五郎 「さぶ」
...それから後(のち)の石月様の心遣いに...
夢野久作 「斬られたさに」
...若殿原(わかとのばら)に先(せん)をかけられまいという心遣いや金づかいに糸目を附けず...
夢野久作 「名娼満月」
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