...彼はその仕事に対して心胆を合わせて取り組んでいる...
...心胆を張り合って戦う...
...彼女の話に心胆を抜かされた...
...彼は事件後、心胆が萎えたままだった...
...彼女の美しさに心胆をうばわれた...
...今はその心胆と共に錆(さ)びて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...まったく人の心胆を寒からしむるものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...東山道沿道の藩民の心胆を寒からしめたことは昨日のようだけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ心胆を寒からしめるほどに深く突込まれるものがあるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...同じような悪鬼的横行(おうこう)が今度はマナガ市の心胆(しんたん)を寒からしめている...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...すっかりモスタアとダグラスの心胆(しんたん)を寒からしめたものとみえる...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...悪夢を持つた人々の心胆を寒からしめてゐたものであるが...
牧野信一 「心象風景」
...凡そ僕等の心胆を寒からしめる類ひに相違ないのだらうが...
牧野信一 「沼辺より」
...書かぬとか力んだところで所詮は心胆の問題で...
牧野信一 「浪曼的月評」
...令人心胆澄徹...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...たしかに人の心胆を奪う力を持っていた...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...心胆(しんたん)の工夫をした達人は尠(すくな)しとしない...
吉川英治 「剣の四君子」
...一槍に心胆を凝(こら)すことを以て...
吉川英治 「剣の四君子」
...大いに心胆を養っておくがよろしい」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...男と男の心胆をそそぎ合う酒幾斗(と)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いろいろ家治の心胆を驚かさぬものはない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...熊本の男児にも鉄石の心胆がある...
吉川英治 「日本名婦伝」
...「抜かるなっ!」と自分の心胆さえ定まらないのに他を誡(いまし)めたり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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