...呼吸(いき)もつかずに目を瞑(つむ)る程心細いと思つた事はありません...
石川啄木 「雲は天才である」
...飛騨(ひだ)の山中――心細い処で……それでも小学校もありゃ...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...心細いことを云って...
海野十三 「蠅男」
...可なり心細いといわざるを得ない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...やはり提灯の火がないと心細いのだ...
豊島与志雄 「道連」
...「一つおつまみなさいな」「どうも御馳走さま」三人が炬燵を囲んで世間話がはじまると、やがて先日の木曾踊りのことになり、「おばさん、まだ、わたしあの歌がよく覚えきれませんから、教えて頂戴な」後家さんは喜んでお雪に向って、例の「心細いよ、木曾路の旅は、笠に木の葉が舞いかかる」という歌の文句からはじめて、合(あい)の手(て)までも教え、はては自分が得意になって、かなりの美音でうたい出しましたから、一座もなんとなく陽気になってきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしもそれを思うと心細い...
中里介山 「大菩薩峠」
...今からそんな心細い事を云っちゃあしようがない」「我々の生命はこれからだのに...
夏目漱石 「野分」
...三人は始めて眠から覚(さ)めない宵子と自分達が遠く離れてしまったという心細い感じに打たれた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...薄ら寒い感じが心細い気分を抱擁(ほうよう)し始めた...
夏目漱石 「明暗」
...私の身体が危なかったかも知れない」「…………」心細い侍――そんな事を考えながらも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...子供につけてよそのお家に出すというのも心細い...
羽仁もと子 「女中訓」
...結局私は自分のどの感情が強いものでどれが弱いものであるかといふ事が解らなくなつて――やはり心細い気持で照子の幻を追ふより他はないのです...
牧野信一 「蚊」
...何だか心細い話ではあるが併し遺稿を一年早く出したからつて別に名誉といふ訳でも無いから来年でも出来さへすりや結構だ...
正岡子規 「墓」
...朱雀(すざく)院も御病気であって心細いお気持ちもあそばされる時であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...心細い様子は見ておりながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...11650奴等は心細い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そんなことでは心細いぞ」「いや...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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