...心根を持っている人が魅力的だと思う...
...彼女の心根はとても優しく、誰とでも仲良くなれる...
...あの人は心根が悪いから、気をつけないといけない...
...実は私は、心根が弱くて、すぐに落ち込んでしまう...
...この本は、人間の心根について深く考えさせられる内容だ...
...――それを怎うやら恁うやら切拔けて來た心根を思ふと...
石川啄木 「鳥影」
...いろいろな心根が思いやられる...
伊藤野枝 「転機」
...素振にも出さない心根を察して見ると気の毒になる...
内田魯庵 「犬物語」
...『月明林下美人來』の趣をも賞せむとする心根は...
大町桂月 「水戸觀梅」
...赤猪子(あかいのこ)のどこまでも正直(しょうじき)な心根(こころね)をおほめになり...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...心根っこわるくかかったとせえ...
太宰治 「雀こ」
...国内の心根(こころね)の曲った貴族の間においても...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...こういうものを供えて星を祭った昔の女の心根には今の若い婦人たちの胸の中のどこを捜してもないような情緒の動きがあったのではないかという気もするのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...おまへのやさしい心根(こころね)!古い木片(きぎれ)で乾杯をする狡獪な農夫は此処より立去れ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...心根のやさしい人があるかと思い...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...至純な心根をもつた人であらう...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...その一つの心根が...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...どのやうな環境にもびくともしない心根は...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...秋作氏は槇子のこの美しい心根(こころね)を知っているかしら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...私が吐く言葉は決して他の心根を蔵さぬものと信じてゐた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...わが心根を察し賜はりて...
夢野久作 「白くれない」
...その慕わしいものの心根(しんこん)をさぐってみると...
吉川英治 「親鸞」
...……決して左様な心根とはぞんじません...
吉川英治 「源頼朝」
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