...唯心掛けたいのは...
薄田泣菫 「茶話」
...ぼく余りお邪魔しに行かぬよう心掛け...
太宰治 「虚構の春」
...それに、日記というものは、あらかじめ人に見られる日のことを考慮に入れて書くべきものか、神と自分と二人きりの世界で書くべきものか、そこの心掛けも、むずかしいのである...
太宰治 「作家の像」
...あなたの心掛け一つで...
太宰治 「人間失格」
...それもまたいい心掛けだと思う...
太宰治 「パンドラの匣」
...天真爛漫(らんまん)を心掛けましょう...
太宰治 「パンドラの匣」
...之は誠実や注意や心掛けなどと同じく...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...見上げた心掛けだな」「恐れ入ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たいしたお心掛けでございます」嘉七の言葉は老實そのもので何んの誇張があらうとも思はれません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心掛けの良い子はありませんよ」お余野はまるっ切り相手にもしてくれないのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近頃では敵を作らないやうに心掛けてゐるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金のありさうな大店(おほだな)の二男坊を養子にと心掛けてゐるうち...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どの商賣人だつて何でも自分の利益になるやうになるやうにと心掛けるが商賣人の常であるけれども...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...あっぱれ日ごろの心掛けが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...勿論今も何か成功しようとは心掛けてゐる...
森林太郎 「私が十四五歳の時」
...山中の漆器は余りにも安ものを心掛けた傾きがあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...併し今このお婆さんの忠義な心掛けにも大層感心をしまして...
夢野久作 「白髪小僧」
...何(なに)がな一芸を修めて日本へ帰りたいと心掛けて居る者が多い相(さう)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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