...彼女には心慰めが必要だ...
...友人が亡くなって心慰めの言葉をかけた...
...そんなに心配しなくても、私が心慰めてあげるよ...
...自分で自分を心慰めることが大切だ...
...悲しみを共有することで、心慰めになることもある...
...さりながら御心慰めん為にて候はゞ...
上村松園 「謡曲と画題」
...親子はこれに励(はげま)されて心慰(こゝろひらけ)酒肴(しゆかう)をいだして人々にすゝむ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...口腹の好みに因りてわが心慰むべしと曰ふ勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...心慰むるの趣なきに非ずと雖...
長塚節 「草津行」
...唯一人でも衷心慰藉するものがあれば彼は救われた...
長塚節 「太十と其犬」
...わが心慰めかねつ更科や姨捨山に照る月を見て月見れば千々に物こそ悲しけれ我身ひとつの秋にはあらねど中庭地白ウシテ樹ニ鴉棲ム...
萩原朔太郎 「月の詩情」
...山に来てこよなく心慰めば慰む儘に恋しきも君家にあつて嘗めたこの四十日程の苦しさ辛さから逃れて山に来たが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そしてさういふ女たちの一人がその心慰まぬ晩年に筆をとつた一生の囘想録はまさにそれに因んだ表題こそふさはしいのだ...
堀辰雄 「姨捨記」
...そはたま/\には心慰む方もあらん...
正岡子規 「読書弁」
...いずれも人心慰安...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...久保田君にも――一種の道樂に等しい心慰(なぐさめ)である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...姨捨山(おばすてやま)の月(わが心慰めかねつ更科(さらしな)や姨捨山に照る月を見て)ばかりが澄み昇(のぼ)って夜がふけるにしたがい煩悶(はんもん)は加わっていった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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