例文・使い方一覧でみる「心得ない」の意味
スポンサーリンク...若い人には未来を」という交際術の初歩すら心得ないがさつな人だ... 
有島武郎 「或る女」
...数を心得ないで、かんばかりで物事を決めるような非科学的なでたらめな奴は、頼母（たのも）しくない』と、信長公は蘭丸を褒められたのが真相じゃろうと、僕はそう思うんだ」「なあんだ...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...交通道徳を心得ない市民の多い所は無い...
直木三十五 「大阪を歩く」
...そのくらいのことを心得ないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...この連中は元来謡（うたい）のうの字も心得ないもの共である...
夏目漱石 「永日小品」
...小刀（ナイフ）の持ちようも心得ないとか何とか云って...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...神経衰弱のものは少しの熱でも頭が変になるんだってね」医学の初歩さえ心得ない自分は始めてこの知識に接して...
夏目漱石 「行人」
...この辺（へん）の地理を一向（いっこう）心得ない私は...
夏目漱石 「こころ」
...自分の立場を心得ない何という不作法（ぶさほう）な男だろうと思って小林を見た...
夏目漱石 「明暗」
...君は貴婦人に対する礼義を心得ない野人として僕を叱ったんだろう...
夏目漱石 「明暗」
...思い止（と）まったとは心得ない」「御意のとおり...
吉川英治 「江戸三国志」
...異国人の幽鬼が出る――そんな噂を心得ない彼は...
吉川英治 「江戸三国志」
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