...きつとわれわれに心得がある...
泉鏡花 「海城発電」
...」「何様(どん)な心得があるのです...
泉鏡花 「海城発電」
...石川先生は絵の心得があるから煙管(きせる)の筒など彫ると非常に名人で...
高村光太郎 「回想録」
...水泳の心得があるところから...
田中貢太郎 「妖蛸」
...つまり自分に心得があるだけに...
中里介山 「大菩薩峠」
...医術の心得があるように言っていましたね...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらに相応の心得があるだけに...
中里介山 「大菩薩峠」
...投げ方よりも寧(むし)ろ投げられた方に心得がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...二月に別れてから兎角身體の具合が惡いといつて其處は幾らか心得があるから仔細に容態を書いてよこしたことがあつた...
長塚節 「開業醫」
...少しばかり心得があるのを幸い医者になった」「閑斎の石沢勘十郎は女房子があったのか」「それがないから不思議で」「待て待て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...相手に心得があるとなかなか注文には乗ってくれません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少しやつとうの心得があるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少しやっとうの心得があるので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――私も少しは槍の心得があるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...諸学に心得がある人々のなかでは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...柔術の心得があるから...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...ちと困る」「おめえもやるのかい」「多少は心得がある」「悪党の癖にしやがって...
吉川英治 「江戸三国志」
...あれほどな心得があるとすれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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