...それが彼には心強い気を起させた...
芥川龍之介 「路上」
...何(ど)うかすると心強い感じを与へるものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...何となく心強いような感じがする...
高浜虚子 「丸の内」
...まったく心強いよ...
林不忘 「安重根」
...こんな時にはどんなに心強いか知れませんでは又後便にて四月四日幸子姉上様おん許(もと)へ彼女は単純で人の好い姉を...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今となっては何と心強い味方であろうか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...イワン王国の創立者も中々心強い訳だ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...やはり心強いのよ...
豊島与志雄 「自由人」
...お松にとって心強いものではありませんです...
中里介山 「大菩薩峠」
...「君が一緒に行ってくれれば拙者も甚だ心強いけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...その方がずッと心強いことであった...
本庄陸男 「石狩川」
...オリザビトンがこれから二ヵ月もあるというのは心強い話で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あっちのみんなも心強いことでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...疎漫(そまん)でなかったことを示す心強い例証である...
柳田國男 「地名の研究」
...其(その)家庭教育の開放的なのが想像せられると共に著しく心強い感がする...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...最前よりは遙かに心強いわけです...
吉川英治 「江戸三国志」
...どんなに心強いか知れまい...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...いずれにしても小林氏が自己の直接な感情を画面に投げ出そうとしているのは感情のない画の多い院展日本画にとっては心強い...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
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