...それが彼には心強い気を起させた...
芥川龍之介 「路上」
...どんなに心強いかしれませんわ...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...まったく心強いよ...
林不忘 「安重根」
...自由にして強大なるフランスはヨーロッパの各民衆に対しては心強い光景であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それで、お玉はこの人がお武家(さむらい)であるということを知って、いっそう心細いような、心強いような、妙に混乱しきった心持になっていると、「お豊から手紙を持って来てくれたのはお前さんか、こっちへお上りなさい」ようやく面(かお)を上げた人を見ると、痩せた身体に蒼白(あおじろ)い面の色が燈火(あかり)を受けて蝋のように冷たく光る...
中里介山 「大菩薩峠」
...お松はなんとなくこの馬子を心強いものに思います...
中里介山 「大菩薩峠」
...心強いようなものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...それと同時に妻の爲めには心強い收入でありました...
長塚節 「教師」
...少しは心強いものであります...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...外の者が百人附いて居るより心強いわけで御座いますが――」福屋善兵衞が折入つての頼みです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんなに心強いかわかりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何(どん)なに心強いかわかりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺も心強いといふものだ」あつさりした口はきゝますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心強い」阿賀妻は銃のことをそう云った...
本庄陸男 「石狩川」
...彼が傍(かたわ)らにいることがどんなに心強いか――それを考えていたのである...
本庄陸男 「石狩川」
...その方がずッと心強いことであった...
本庄陸男 「石狩川」
...どれ位心強いかわかりません...
夢野久作 「巡査辞職」
...どんなに心強いか...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??