...心密かに期していたそうである...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...遂に召さるべき「恩寵」の豫定をも心密かに信じてゐるやうである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...けれども私は心密かに...
今井邦子 「誠心院の一夜」
...心密かに私を怖れているもののようですから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...宗教の一大改革を心密かに考えていた矢先だったので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...いつかは(some day)其座に連なるの譽れを得んものをと(he might be found worthy to join it)心密かに大望を懷いた(the secret ambition)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...心密かにラルフは殺さなくちゃ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...二人は心密かに得意であり...
水野仙子 「散歩」
...「男つてものはどうしてあんな女を好くのだらう?」と、すぐに物事を偏(かたよ)せて考へてしまつて、その男つてものは――に、夫を非難する意味も含めて、心密かに思つた...
水野仙子 「散歩」
...大月玄蕃も心密かに...
吉川英治 「剣難女難」
...必ずその本体をあばいてくれよう――」心密かに待ち設けていると...
吉川英治 「剣難女難」
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