...婦人(おんな)ばかりでたよりにはならぬが、近い上に心安い...
泉鏡花 「悪獣篇」
...心安い熟睡を遂げた...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...心安い調子でいうのだ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...丁度幸い甥があんたと御心安いというので実は大いに頼みにして御足労を願った様な次第で……」これで伯父の話は終りました...
江戸川乱歩 「黒手組」
...心安い間柄なので...
江戸川乱歩 「黒手組」
...長年の得意で心安い奥さんなどは「欲と二人連れとはこれをいうんでしょう」と快く二...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...などといふ心持でないことは心安いが...
竹久夢二 「砂がき」
...同伴したのは心安い医者などや...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...行徳に心安いとこがあるんです...
永井荷風 「にぎり飯」
...何度も何度も見たことのある非常に心安い景色なのである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...心安い仲間同士にもなるだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この家の心安い友だちの格で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...もとから心安い老僧などで忌中を籠(こも)ろうとして来ていた人たちなどだけに真実のことを知らせ遺骸のあってする葬式のように繕わせて出す時...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私の心安い宿屋に紹介する...
森鴎外 「二人の友」
...私とは極く心安い仲で……ヘヘエ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...わたくしの心安い本職の博奕打から聞いた話で御座いますが...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...よく吾輩の処へ議論を吹っかけに来る江戸ッ子の若造(わかぞう)で、友吉とも心安い、来島(くるしま)という柔道家だったが、これも猿股一つになって、真黒な腕に浮袋を抱え込んでいた...
夢野久作 「爆弾太平記」
...どんなに私の心安い本屋でもこれまで名の知れてない人の長い小説は引き受けてくれませんからね...
與謝野晶子 「女が来て」
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