...婦人(おんな)ばかりでたよりにはならぬが、近い上に心安い...
泉鏡花 「悪獣篇」
...心安い熟睡を遂げた...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...心安い熟睡を遂げた...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...心安い間柄なので...
江戸川乱歩 「黒手組」
...枕頭(まくらもと)には心安い隣家の下駄屋(げたや)の主翁や...
田中貢太郎 「黄燈」
...同じように心安い...
中里介山 「大菩薩峠」
...別に心安いところもないがな...
中里介山 「大菩薩峠」
...少しでも心安い日を送ったら私は日本で乞食(こじき)をしても」「馬鹿な事を言え...
野村胡堂 「悪人の娘」
...何度も何度も見たことのある非常に心安い景色なのである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...心安い客を朝飯によぶ時には...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...「心安い多くの婦人から奪われた大事の物の紛失は癒(いや)すに術(すべ)なきを見てやむをえず...
南方熊楠 「十二支考」
...心安いのはない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...心安い砂糖問屋(さとうどいや)があるから...
森鴎外 「渋江抽斎」
...どんな心安い人にでも...
森鴎外 「魔睡」
...中野さんと戸塚の野郎は前から心安いんか」三好が仄白い光りの中で片目をつぶって笑った...
夢野久作 「オンチ」
...例のバラック気分と心安いのは云う迄もないので...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...心安いブルドッグか何かを相手にして実験してみたまえ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...よく吾輩の処へ議論を吹っかけに来る江戸ッ子の若造(わかぞう)で、友吉とも心安い、来島(くるしま)という柔道家だったが、これも猿股一つになって、真黒な腕に浮袋を抱え込んでいた...
夢野久作 「爆弾太平記」
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