...心安い調子でいうのだ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...丁度幸い甥があんたと御心安いというので実は大いに頼みにして御足労を願った様な次第で……」これで伯父の話は終りました...
江戸川乱歩 「黒手組」
...心安い間柄なので...
江戸川乱歩 「黒手組」
...それにとても心安い間柄でしたから寄って呉(く)れたんです...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...女はもう先(せん)から心安い間のやうに口を聞く...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...などといふ心持でないことは心安いが...
竹久夢二 「砂がき」
...別の心安いカフェーの前にいつしか出てしまった...
豊島与志雄 「反抗」
...心安い間柄と見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...その副将軍土方歳三とわたしは心安い...
中里介山 「大菩薩峠」
...何度も何度も見たことのある非常に心安い景色なのである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私は心安い女友達に借りに行かうと...
林芙美子 「子供たち」
...心安い客を朝飯によぶ時には...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...心安い仲間同士にもなるだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...老爺(おやじ)の心安い巡回の巡査に発見されたので...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...私とは極く心安い仲で……ヘヘエ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...私は心安いような態度で茶碗を口に近づけて...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...ズット前から心安いのよ...
夢野久作 「二重心臓」
...興行係の片山っていう心安い警部に会って...
夢野久作 「二重心臓」
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