...其郷土がどんなに住み心地よくなるか分らないのであります...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...幾年(いくとせ)の落葉の朽ちた土に心地よく下駄が沈んで...
石川啄木 「鳥影」
...居心地よく燃え上つた...
犬養健 「朧夜」
...心地よく休息が出来るので...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...三藏は心地よく人の氣に醉うたやうで...
高濱虚子 「俳諧師」
...自分が今どんなに居心地よくゐるかと云ふことを語つて...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...ぽっかりと眼を醒ました時には開け放たれた硝子窓の彼方からは美しい夏の朝の陽の光が射し込んで爽やかな風がそよそよとカーテンを弄(もてあそ)び窓の上のカーネーションの葩(はなびら)に戯れて眠り足りた私の頬に心地よく触れていった...
橘外男 「逗子物語」
...清澄な山の上の風は心地よく汗ばんだ肌をさら/\と吹いていつた...
近松秋江 「箱根の山々」
...米材(べいざい)を使ってはあったけれど住み心地よくできていた...
徳田秋声 「挿話」
...手広く居心地よくできていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そして心地よくおだてられた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はさわやかな空気を心地よく吸い込んだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...心地よく流れていった...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...女の家は狭かったけれども小綺麗(こぎれい)にかつ住心地よくできていた...
夏目漱石 「行人」
...この部屋が居心地よくなったら...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...テラスは心地よく陽に照らされていた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...赤くなった彼の肌に心地よくしみ渡った...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...居心地よく納っていると申す塩梅です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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