...其郷土がどんなに住み心地よくなるか分らないのであります...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...明日(あす)にも心地よくば...
巌谷小波 「こがね丸」
...じつに心地よくもてなされた...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...心地よく住んだ日とて所とてないのが思はれる...
竹久夢二 「砂がき」
...風がおりおり心地よく吹いて通った...
田山花袋 「田舎教師」
...私の地上での日々を取り巻いていた心地よく馴染み深いものども...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...居心地よくすることですね...
豊島与志雄 「潮風」
...大地は心地よく湿っていた...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...すれば私は心地よく...
中原中也 「山羊の歌」
...湯に浸ったように心地よく勢いづく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...雪もよひの闇空から吹く新鮮な冷風が心地よく鬢(びん)や顔に当つても枯れ果てた心の重苦しさはなほらなかつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...女の家は狭かったけれども小綺麗(こぎれい)にかつ住心地よくできていた...
夏目漱石 「行人」
...何も彼も心地よく珍らしくもありさうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何か少しずつ居心地よくなっているのでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...美くしく心地よく並べる...
長谷川時雨 「むぐらの吐息」
...いくらかでも居心地よくしようとした...
久生十蘭 「ノア」
...薪ストーブも心地よく熱くなり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...右のように支那人は葡萄すなわち蒲桃を酔心地よく酒に酔う意味だと言っている...
牧野富太郎 「植物記」
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