...彼の心像はとてもクリエイティブである...
...その小説は、作者の心像がストーリーに反映されている...
...私は自分の心像を表現するために絵を描く...
...彼女は自分の心像を言葉で表現することが苦手だ...
...あなたの心像を教えてください...
...歌によって呼び出される作者の心像の顔は無論ちゃんと始めから与えられたものである...
寺田寅彦 「宇都野さんの歌」
...作者によってはその心像の顔が非常に近く明瞭に浮ぶのと...
寺田寅彦 「宇都野さんの歌」
...これらは畢竟(ひっきょう)いずれも二つの連接句のおのおのに付属した二つの潜在的心像がいかなる形において連鎖を作るかというその様式の分類にほかならないのである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...自分の期待するものの心像をそれに類似した外界の対象に投射するという作用によって説明される...
寺田寅彦 「疑問と空想」
...それは対象の象徴的心像の選択と...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...各句にすでに旋律があり和音(かおん)があり二句のそれらの中に含まれる心像相互間の対位法的関係がある...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...こういったような心像変換の現象は少なくもわれわれの夢の中には往々起こる現象であっておそらく何人も経験するところであろう...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...また後に自分の「田の青やぎていさぎよき」の心像が膠着してそれが六句目の自句「しょろしょろ水に藺(い)のそよぐらん」に頭をもたげている...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...あの白藤の花とひそやかな住居との心像のなかに...
豊島与志雄 「白藤」
...然るに人は唯心像とか夢想の如くにしか考えていない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...それと同じ不思議なる心像――詩と音樂との錯覺――を表象しようといふのである...
萩原朔太郎 「青猫」
...十分よくそのリズムの心像を把持するであらう...
萩原朔太郎 「青猫」
...既にその心像に快美なリズムがない...
萩原朔太郎 「青猫」
...わびしい追憶の心像(いめえぢ)は...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...一つの心像や観念には止まらないであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...遂に或日そのかすかな枯れたやうな匂の中から突然ひとりの古い日本の女の姿が一つの鮮やかな心像として浮かんで來だした...
堀辰雄 「姨捨記」
...――果してその心像(イマアヂユ)が本當の彼女によく似てゐるかどうかといふ前日からの宿題さへも...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...或(ある)いはそれらの心像が単に心理学的法則に従って結合したものでないであろう...
三木清 「人生論ノート」
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