...それから潜水夫がお心付けを戴きたいと申しました...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...ランスロツトが好意の心付けを(kindly-meant advice)顧みずに(put aside)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...寺への心付けがどうのこうのと...
永井荷風 「すみだ川」
...犬と持主に心付けを忘れぬように」「しかるべきものを調(ととの)えまするでござりましょう」「その時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...口止めやら心付けやらを存分にはずんで...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...若干(なにがし)か心付けを置いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心付けと、十手と、詫言(わびごと)と、脅かしと、硬軟いろいろに使いわけて、亥刻(よつ)半(十一時)頃、廻って来たのは、御隠殿(ごいんでん)裏でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心付けと、十手と、詫言(わびごと)と、脅かしと、硬軟いろ/\に使ひわけて、亥刻半(よつはん)(十一時)頃、廻つて來たのは、御隱殿裏(ごいんでんうら)でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少しばかりの心付けと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...うつかり心付けをして置かなかつたのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ジョージ卿は気楽な性分だから俺にくれる心付けをもう用意しとるな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...門番の爺やへ余分の心付けのやれないことだけが...
正岡容 「小説 圓朝」
...あれほど悩みの種だった金龍寺の門番へのお心付けも...
正岡容 「小説 圓朝」
...もう来るころと待っていて若干(いくらか)祝儀を出すとまたワッショウワッショウと温和(おとな)しく引き上げて行くがいつの祭りの時だったかお隣の大竹さんでは心付けが少ないと言うので神輿の先棒で板塀を滅茶滅茶(めちゃめちゃ)に衝き破られたことがあったのを...
水上滝太郎 「山の手の子」
...きさまたちにも心付けを呉れてやる...
山本周五郎 「竹柏記」
...私共にまで御心付けを……」「……ヘヘイ...
夢野久作 「斬られたさに」
...宿屋にも充分の心付けをして「当分娘と共に厄介になるから」と最上等の室(へや)へ案内させた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...心付けも要るそうであるし...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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