...各位の賛同を心よりお願いいたす次第であります...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...心よりも肉体のほうがよけいに定子のいる所にひき付けられるようにさえ思えた...
有島武郎 「或る女」
...ものずきの心より起こった所業である...
井上円了 「おばけの正体」
...以上の諸氏に對して心よりお禮を申述べ...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...私は名も知らないこの小さな遊び仲間を眼の前に迎えて心より悦んだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...私達はそれを見る度に心より慰められた...
薄田泣菫 「独楽園」
...が、もともと、ハーバート・スペンサーも指摘したように、集団的良心というものは、個人的良心より、鉄面皮なものなのである――ルーファス・ペンベリーはそう考えた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...慣れぬ一人旅をして歩く不安心よりも...
中里介山 「大菩薩峠」
...本能の如何に義務心より強いかを証明するに足るべき有力な出来事である...
夏目漱石 「文芸とヒロイツク」
...その他の事は何(いず)れも恐怖心より行うている...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...實在的存在者が獨立の中心として存在しその中心より生き働くとは異なつて...
波多野精一 「時と永遠」
...眞心よりの涙に詞はふるへて...
一葉 「暗夜」
...子を思うの心より坊主にしようなどゝ種々(しゅじゅ)無量に考えたことがあるが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...あの夢中さ加減は仕事の熱心よりも畢竟彼にもサバトの陶酔でなくつて...
牧野信一 「ユリイカ・独言」
...ただ真心より詠み出(い)でたらんがなかなかに善き歌とは相成り候いしやらん...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...この一段のことは素(も)と生れながらなる弱き心より出でしなれば...
森鴎外 「舞姫」
...かゝりしかば余は心より其人(ひと)と為(な)りに服せざるを得ざりき...
山路愛山 「北村透谷君」
...彼らの良心よりも...
吉川英治 「三国志」
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