...あふるるばかりの熱情を注いだダンヌンチョの心もちを...
芥川龍之介 「大川の水」
...何だかそこへ下りて行くのが憚(はばか)られるような心もちがした...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...妬(ねた)ましいやうな心もちで眺めながら...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...――夢の中の彼には明るい心もちのするものだった...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...なぜか彼にはおとといのことを打ち明ける心もちを失ってしまった...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...若きを恃(たの)む心もちなるべし...
芥川龍之介 「雑筆」
...それでも屏風の畫を描きたいと云ふその木石のやうな心もちが...
芥川龍之介 「地獄變」
...妙な心もちが致すのでございます...
芥川龍之介 「邪宗門」
...なんだかよく見て来るのを忘れたような心もちがする...
芥川龍之介 「葬儀記」
...何か楽しい心もちがする...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...――それは僕の心もちに必ずしもぴったりしないものではなかった...
芥川龍之介 「年末の一日」
...先生の心もちなぞと云うものは...
芥川龍之介 「毛利先生」
...一層狐につままれたような心もちになった...
芥川龍之介 「路上」
...」「まさか……」家光は心もち渋さうな顔をして笑つたが...
薄田泣菫 「茶話」
...心もち面窶(おもやつ)れのした妓(をんな)の姿に流れて撓(しな)やかな舞振(まひぶり)を見せた...
薄田泣菫 「茶話」
...――ペテロさへ彼の心もちを理解することは出來なかつた...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...あんなふうに人の心もちが痛むようなことを云うのはよくないと思うな」独り言のように呟きながら...
山本周五郎 「雨あがる」
...あの血の池を見るような怖ろしさより忘れ得なかった印象の人であったから――「いつぞやはいろいろと厚いお世話になりました……」千浪は心もち窓に近寄って...
吉川英治 「剣難女難」
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