...心の臓まで冷たくなるのを覚えました...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...」「どうぞわたくしの心の臓をお労わりなすって下さいまし...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...草人の心の臓はそんな事で破(さ)ける程脆弱(やに)つこくは出来てゐなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...それでも学者の心の臓を掴むには十分であつた...
薄田泣菫 「茶話」
...学者の心の臓は、蜆貝(しゞみがひ)のやうに小さくて、加之(おまけ)に浅い所にしか住むでゐないので、どんな女にでも直ぐ掴む事が出来るものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...第三に主人の心の臓が欲しかつたが...
薄田泣菫 「茶話」
...傷だらけの心の臓...
薄田泣菫 「茶話」
...少しでも心の臓の動きが怪しまれる女は...
薄田泣菫 「独楽園」
...」「どうぞわたくしの心の臓をお労(いた)わりなすって下さいまし...
太宰治 「女の決闘」
...たった一と突き心の臓をえぐって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心の臓をえぐっているから即刻息が絶えたことだろうと言う見立てで」主人の久兵衛は背後から言葉を添えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……心の臓のまうえあたりに二の字なりの深創(しんそう)がある...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...シヤイロツクに心の臓を刳(ゑぐ)り取られるより苦しかつたであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...貴様の胸の中で心の臓が410窮屈げに艱(なや)んでいるのを...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...然るに此時入口を這入る己の心の臓は跳つた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...その尖は心の臓を穿つたと見えて...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...おいらの心の臓はね...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...あっしの心の臓に吸いついて離れないことも...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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