...8日 夜心の奥底に隠していようとも...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...心の奥底から無理に引き出すような言葉は...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...私の心の奥底に静かな誇を抱かせたのは...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...人の心の奥底を根掘り葉掘りすることを好まない...
谷崎潤一郎 「鍵」
...ただし下手(へた)におだてるとツムジを曲げる春琴であるから必ずしも周囲の仕向けに乗せられたのではないかも知れぬさすがに彼女もこの時に至って佐助を憎(にく)からず思うようになり心の奥底に春水の湧(わ)き出づるものがあったのかも知れぬ...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...今迄の彼は、自分が心の主(あるじ)であり、心の働きはどうでも思い通りに支配することが出来たのだが、その心の奥底に、全く自分の意力の及ばない別な構造の深い/\井戸のようなものがあって、それが俄(にわ)かに蓋(ふた)を開けたのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その沈黙において夫人の内に非常に正確に活動した心の奥底の当推量がほとんど叫び声を上げんばかりに彼女を動かした...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...本人の心の奥底も分り幾らか自分にも心に張合いか出来たせいか...
近松秋江 「霜凍る宵」
...「どうせ冬まで寝(ねか)しておくものだ」お島は心の奥底に淀(よど)んでいるような不安と恐怖を圧しつけるようにして言った...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼の心の奥底まで読み取られる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人の心の奥底を動かすものは...
中原中也 「一つの境涯」
...「まさにそれが私の心の奥底の意図だったのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...父は彼女達の心の奥底にまで入っていって...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...心の奥底にある死んだ母の影像は...
久生十蘭 「無月物語」
...心の奥底がそうささやいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...何一つ君の心の奥底をくすぐったり突いたりするものがない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...且つ無反省なものであったかを心の奥底から覚らせられました...
夢野久作 「暗黒公使」
...早くも一生の寄生木(やどりぎ)として心の奥底から...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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