...芸術に対する心からの憧憬を踏みにじられて...
有島武郎 「ドモ又の死」
...不思議な恐いもの見たさの好奇心から石屋の家に近づきます...
伊藤野枝 「白痴の母」
...真心から改心せよ...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...」和泉式部は心からの喜びを述べるやうに云つた...
今井邦子 「誠心院の一夜」
...真に心から信じおるかどうかは問題である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...しかし真心から出ているのであった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...地理的には日本の中心から遠く離れているように見えながらも...
太宰治 「惜別」
...わたくしは心から不幸なりし従妹の霊安かれと念じ...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...かういふ場所でかういふ人々に心から接触してゐる宣教師諸君には頭がさがる...
種田山頭火 「旅日記」
...彼らはクリストフと同様に好奇心から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人情から云っても道義心から云っても...
「『土』に就て」
...今晩は逢つて心から詫をするつもりだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心からそう思いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...心からかたがた袖(そで)を濡(ぬ)らすかな明くと教ふる声につけても尚侍のこう言う様子はいかにもはかなそうであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...心から相許した友達同志が互に顔色を覗ひ合ふやうな様子で...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...六すべてが自分の心から映して...
吉川英治 「親鸞」
...孔子の活動した中心からはだいぶ遠い...
和辻哲郎 「孔子」
...こういう無数の人々の心からの協力が新会堂の建築を仕上げたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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