...葉子はふとした出来心から古藤をおとしいれようとした目論見(もくろみ)に失敗して...
有島武郎 「或る女」
...逸子は其の固い決心から実行に移るべく...
伊藤野枝 「惑ひ」
...詩のできがのほうがいいと思えるのでそれをさきに見てもらいたいという虚栄心からかもしれぬ...
高見順 「死の淵より」
...この年少の友人を心から尊敬する事が出来たのである...
太宰治 「散華」
...ハムレットさまのお心から追い払ってあげて...
太宰治 「新ハムレット」
...心からほっとしたのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...心から御礼申上げます...
谷崎潤一郎 「細雪」
...(ヘッベルが常にいかにもして天才の面影をそなえようという下心からもったいぶってることを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...心から笑っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ぼくは心からありがたく思っています...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...心からある祈りをささげ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...あなたの片影をも殘さず私の心から...
水野仙子 「道」
...が上(かみ)つ方(かた)においては例の有るを慮り無しを慮らざる用心から...
南方熊楠 「十二支考」
...私は心からあなたにお礼を云いたいことがあるの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...己は心から735はればれしく寿をこの「暁」に上(たてまつ)るのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そしてわたくしが心からそれをお受けしてまいれば...
山本周五郎 「落ち梅記」
...おれは本心から生れ変るつもりだった...
山本周五郎 「やぶからし」
...心からな満足の溢(あふ)れであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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