...いつかは役に立つこともあろうという倹約心から...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...心からお前に御礼を申します」その言葉が...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ちよつとした浮気心から相手選ばずに擽(くすぐ)りにかかるとかすると...
薄田泣菫 「独楽園」
...本心からのものだったのでしょうけれど...
太宰治 「兄たち」
...草も木も軒も障子も心から寒そうな身慄(みぶるい)をした...
寺田寅彦 「凩」
...無理に受けたようになる鍛練の未熟が恥かしいのじゃ」兵馬は心から残念がって...
中里介山 「大菩薩峠」
...つい年長者の傲(おご)る心から...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...心からハイドンを抱擁し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...こう心から老巾着切りの心境を褒めるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貴方を心から好きな様子だし……...
林芙美子 「浮雲」
...この四銃士は心から真名古を愛しているし...
久生十蘭 「魔都」
...悟空は勇あつて説く術を知らざるを真心から悲しんでお訴へ申してゐるのではありませんか...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...私としてやっぱり心からのお礼を云いたい心持です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なおどう大将が言ってくるかと見たい心から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...実状を知りたく思召(おぼしめ)す心から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ところが腹の極(き)まらない下賤な奴の心から反抗が起って来る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...せめて今日の不都合のお詫びの印と致したい心から...
夢野久作 「暗黒公使」
...しかもその話を心から身に沁みて聽いてゐるうちに...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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