...神使の丘の巓(いたゞき)には、法皇の徽章、聖母(マドンナ)の肖像を染めたる旗閃き動けり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...国と国とが仲好しになった徽(しる)しとみなすことはできぬ...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...振返(ふりかえ)れば胸(むね)に光(ひか)る徽章(きしょう)やら...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...そして次の日には桜の花の徽章のついた帽子をかぶり...
中勘助 「銀の匙」
...胸に赤十字社の徽章(きしょう)をさげたる...
永井荷風 「桑中喜語」
...弘徽殿の女御がこれに平(たい)らかでないことに道理はあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...本来は物の貴(とう)とさを標示する一種の徽章(きしょう)であったかと思われる...
柳田国男 「海上の道」
...徽章(きしょう)が付いていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...司馬徽は相変らず...
吉川英治 「三国志」
...すると司馬徽も、われながらおかしくなったとみえ、好々、おまえの意見も、大いに好々...
吉川英治 「三国志」
...司馬徽(しばき)は笑いだして――「己れは他国へ去るくせに...
吉川英治 「三国志」
...漢の創業四百年の基礎をたてた張子房(ちょうしぼう)にくらべても決して劣るものではない」司馬徽はそう云いながらおもむろに階をおりて一礼し...
吉川英治 「三国志」
...濡須(じゅしゅ)(安徽省(あんきしょう)・巣湖(そうこ)と長江(ちょうこう)の中間)の水流の口から一帯にかけて...
吉川英治 「三国志」
...藤の花の匂う弘徽殿(こきでん)ノ渡殿(わたどの)にこの黒髪もさやかであろうと思うにつけ...
吉川英治 「私本太平記」
...――にもかかわらず、徽宗は依然、風流皇帝であった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...宋朝八代の天子徽宗(きそう)のまろいお声であった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...天子徽宗(きそう)は大いによろこばれ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...徽宗(きそう)皇帝の全盛時代からの御林軍の一将校であったから...
吉川英治 「人間山水図巻」
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