...東京のなにがし工業学校の金色の徽章(きしょう)のついた制帽で...
泉鏡花 「瓜の涙」
...その中学の制帽の徽章(きしょう)にも...
太宰治 「人間失格」
...思い思いの徽章(きしょう)を胸に...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...踊子達は爺さんが取り出して見せる勲八等の瑞宝章と従軍徽章とを物珍らし気に寄つてたかつて見てゐたが...
永井荷風 「勲章」
...この連中が解散を告げて徽典館の門を出た時分に...
中里介山 「大菩薩峠」
...徽典館(きてんかん)...
中里介山 「大菩薩峠」
...軍帽の金モール徽章(きしょう)が...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...「延喜式」の序にも見えて「準二拠開元永徽式例一」とあり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...徽章(きしょう)が付いていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...その時翁の言に「徽宗皇帝など真蹟はただの一つもありません...
山本笑月 「明治世相百話」
...徽臭いにほひはしないか...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...生れは沛国郡(はいこくしょうぐん)(安徽省・毫県)の産であるが...
吉川英治 「三国志」
...盧江(ろこう)松滋(しょうじ)(安徽省・安慶)の人で...
吉川英治 「三国志」
...しかるに、なんで区々たる他人の領に奔命し、つまらぬ小人の好言に追われていたずらに心身を疲らせ、空しく大事なお年頃を過したもうか」しみじみ、司馬徽はいって、「……惜しいかな」と、あとは口うちで呟いた...
吉川英治 「三国志」
...すると司馬徽も、われながらおかしくなったとみえ、好々、おまえの意見も、大いに好々...
吉川英治 「三国志」
...司馬徽(しばき)が山荘に行って...
吉川英治 「三国志」
...まげてお教えを示して下さい」「司馬徽や徐庶は...
吉川英治 「三国志」
...また、その司馬徽が、常に自分の門人や友人たちに、臥龍(がりゅう)・鳳雛(ほうすう)ということをよくいっていたが、その臥龍とは、孔明をさし、鳳雛とは、徳公の甥の――統をさすものであることは、知る人ぞ知る、一部人士のあいだでは隠れもないことだった...
吉川英治 「三国志」
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