...俺は心を結束してこの人の生命を貫徹する「働き(テーテイヒカイト)」をやつてゐるのに...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...その「生活の根に」徹する事が出來なかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...純粋に架空のリアルに徹することができません...
江戸川乱歩 「影男」
...立憲治下の人民には立憲的に目的を貫徹する方法が必ずあるのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...秋のよさが身心に徹する...
種田山頭火 「行乞記」
...それは透徹する目ではなくて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マドロスを憎むこと骨髄に徹する者もある...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれども官能の骨をとおして髄に徹する訴え方である...
夏目漱石 「三四郎」
...人生の根元に徹するとも評して居る...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...何でも貫徹することが出来るのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...固より開明の耳に徹するに足らず...
福沢諭吉 「帝室論」
...そこまで徹するのが...
本庄陸男 「石狩川」
...心肝に徹する平馬の憎悪(ぞうお)を知らないのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それを貫徹するこそ役割の遂行である...
宮本百合子 「刻々」
...文化芸術の僕としての良心に徹することに努めた上...
三好十郎 「俳優への手紙」
...鈴は耳に徹する、叫ぶ如き音を発し、その響に堂震ひ、扉開く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...目的を貫徹するためには...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...徹するまでやるべしとは...
吉川英治 「新書太閤記」
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