...彼は徳義心がある人物だ...
...日本の伝統的な文化には徳義心が重視されている...
...徳義心を持って行動することが大切だ...
...彼の行状は徳義心に欠けると言われた...
...徳義心を示すことが正しい行為だとされている...
...その綱領に「服従は下級者の忠実なる義務心と崇高なる徳義心により...
石原莞爾 「戦争史大観」
...あなたがひどくその道にかけての私の腕前を買い被っておられるくせに……しかもその……あれほどまでに誠心誠意わたしの徳義心を信用してかかられたのが……なんだか變に思えるんですよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...家庭的の徳義心に厚かったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ロドルフは端正謹直で、事務に勉励し、徳義心が強く、金を求めることもなく、また金を与えることもなく、毎日曜日には几帳面(きちょうめん)に母に会いに来、一時間留って、自分のことばかりしゃべり、勝手な熱を吹き、自分の家やまた自分に関することはなんでも自慢をし、他人のことは尋ねもせず、また興味も覚えず、そして時間が鳴ると、義務を果したことに満足して、立去ってゆくのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...われわれは徳義心深きゆえ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私は後来(こうらい)ますます他(ひと)の徳義心を疑うようになったのだろうと思うのです...
夏目漱石 「こころ」
...是から人に逢ふ度に君は神經衰弱かときいて然りと答へたら普通の徳義心ある人間と定める事に致さうと思つてゐる今の世に神經衰弱に罹らぬ奴は金持ちの魯鈍ものか...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...モーパッサン氏は徳義心に富める天下の読者をして...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...人間の徳義心を買い占(し)める...
夏目漱石 「私の個人主義」
...相当の徳義心をもって...
夏目漱石 「私の個人主義」
...徳義心の高い個人主義にやはり重きをおく方が...
夏目漱石 「私の個人主義」
...女史の高徳義心一身を犠牲として兄に秘密を守らしめ...
福田英子 「妾の半生涯」
...その製出者と営業者とに徳義心を欠くが故なりというも可(か)なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...食物を販売する商人に徳義心のないのは一番危険だよ」とかかる現象を文明者流に見せしめば何とかいわん...
村井弦斎 「食道楽」
...全く商人の徳義心が欠乏して信用という事を重んじないからそんな悪策をするのですね...
村井弦斎 「食道楽」
...第七十七 豆と麦小売商人の徳義心なきは歎ずべしといえども食品を買う者も常に自ら注意して品質の良否善悪を択ばざるべからず...
村井弦斎 「食道楽」
...まだ失われぬ都会人の初初しい徳義心の顕れだ...
横光利一 「夜の靴」
...働いているものには分ろう筈がない徳義心がここに必要で...
横光利一 「夜の靴」
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