...それに當時幸徳は管野幽月と同棲してゐたので工合がわるかつたのかも知れません...
石川三四郎 「浪」
...いかなる貴婦人がなすっても仔細(しさい)ない美徳であるし...
泉鏡花 「婦系図」
...広範な善徳のために利用して...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...徳右衛門の頑固(がんこ)な法華の主張がこんなところに顔を出しては...
太宰治 「新釈諸国噺」
...一般の芸術・道徳・政治・宗教(之はいつまでも文化の独立なジャンルとして留まり得るものでないと思うのだが)・も...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...功徳(くどく)にもなるぜ」平次の激励を背後に聴いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...袂(たもと)から木綿糸を出して一本の徳利の口を縛(しば)るんです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この節(せつ)書生さんは中実(なかみ)の酒よりも徳利の方に用があると云うので...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...君を軽蔑するほど道徳的ではないだろう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...道徳における真理は客体の真理...
三木清 「哲学入門」
...ここに((c)の加筆において)徳は楽しいものだという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...父母の不徳がその原因であることもあるし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かえって玄徳の境遇を反問した...
吉川英治 「三国志」
...「おお、……阿備か」老母は、玄徳の手を撫で、肩を撫でまわし、やがてその顔を抱えこんだ...
吉川英治 「三国志」
...かかるうちに玄徳は...
吉川英治 「三国志」
...今までの碩学(せきがく)や大徳の説いた教えに養われてきた人々には...
吉川英治 「親鸞」
...徳川方の侍らしいのが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...徳願寺へ詣る折がなかったためである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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