...蛇矛を按じて踊躍する翼徳...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...もしこれを為さむとすれば、吾人(ごじん)が半世紀間苦しんだことを忘れずに、一等国になったとはいうものの、先進国に比較すれば、文明の程度も低い、富の上にも、道徳の上にも、ことに学術の上にも、よほど幼稚であるのであるから、今後吾人は大いに努力しなくてはならぬのである...
大隈重信 「平和事業の将来」
...三藏は受けて「あの女中お徳さんといふのかい」と聞く...
高濱虚子 「俳諧師」
...カドミウムや地球ほど度し難い不道徳な存在はないのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...将軍徳川藩に代って有力藩が封建制の建て直しに進もうとしたのであったが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...わたしの備えているあらゆる完成の徳を...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...――當時の道徳とは逆に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...畢竟(ひっきょう)女性和順の徳に依ることなるに...
福沢諭吉 「女大学評論」
...得月へ徳山・三益・柏・花井等で行き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...1)私がここで道徳的という言葉をその最も限られた意味に用いていることがわかるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...知性的な直觀を優越な認識の作用と見た人々が認識のための道徳的條件について語つたことは...
三木清 「認識論」
...どうぞお父(と)う様の御威徳で...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...私は横浜の足立家の者ですが……若様の御婚約の品を……ダイヤの指環(ゆびわ)か何か……憲作は言葉の中に徳市を指(ゆびさ)した...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...相手が尾張中将の七男徳川万太郎...
吉川英治 「江戸三国志」
...玄徳の切な願いを...
吉川英治 「三国志」
...かのブルタスのごとく誇らかに叫ぶことができる――「おお美徳よ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...孔子における道は人の道である、道徳である...
和辻哲郎 「孔子」
...徳の根底に横たわるべき源泉なくして善といい悪と呼ぶがゆえに反哺の孝と三枝の礼は人生の第一義だと言われる...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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