...そのうわおいぐつにはひとつの徳(とく)があって...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...これ普通の道徳家の為(な)す所である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...そして酒徳利に酒があるとは...
種田山頭火 「其中日記」
...或る道徳的な意図を以て書かれた小説であって...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...ここの藩中の重役の命を取返したという余徳がさせることであるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...人の性質には道徳的意味のほかに表裏あることを記憶せねばならぬと思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...これもお雪坊の孝行の徳さ――私はね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...徳川時代の空気に触れて見なければ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかもオッペルトが最後にいたって天から降ったように書加えたところによると例の牛泥棒の不徳漢は「我々の内地進入(撥陵行)を遅延させた張本人でもあった」(どこで? いかにして? はいっさい不明)というから...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...けれども、徳義のない人は、いくら才能があっても、危険だから、そんな人に政治はまかせられないというのです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...彼等の社会観人生観道徳観が...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...徳はどんな暴風雨に出あっても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...袋中(たいちゅう)の大徳は是を事新(ことあた)らしく書き伝えたけれども...
柳田国男 「海上の道」
...許都に留まっておりましょう」白馬(はくば)の野(の)一劉備玄徳は...
吉川英治 「三国志」
...後ろにはそうした馬超(ばちょう)、韓遂(かんすい)の輩があり、前には玄徳、劉(りゅうき)の一脅威をひかえ、しかも許都(きょと)の中府を遠く出て、江上山野に転戦していることは――われら兵家の者が心して見れば、その危うさは累卵(るいらん)にひとしいものがある...
吉川英治 「三国志」
...なおさらのこと、織田、徳川など、隙さえあれば、領界から侵犯(しんぱん)して来る...
吉川英治 「新書太閤記」
...徳川家の手代(てだい)大久保長安(おおくぼながやす)が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...足利義持の歿後四年目、一四三二年に、明の宣徳帝は、琉球中山王尚巴志の手を経て新らしい将軍義教に呼びかけて来たのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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