...彼女は子供らしく徳次郎を批難した...
犬養健 「朧夜」
...禹徳淳 (覗き込んで)何だい...
林不忘 「安重根」
...徳を成し材を達するに...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...本質的に道徳的なものなのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...本当に道徳などはあり得ない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...かくて小栗は十分の自信を以て、これを将軍に進言、というより迫(せま)ってみたけれど、胆(たん)死し、気落ちたる時はぜひがない、徳川三百年来、はじめて行われたという将軍直々(じきじき)の免職で、万事は休す! そこで、西郷と勝とが大芝居を見せる段取りとなり、この不遇なる人傑は、上州の片田舎に、無名の虐殺を受けて、英魂未だ葬われないという次第である...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういう作物にはどこか不道徳の分子がある...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...また文芸に従事するものは道徳以外の別天地に起臥(きが)しているように独(ひと)りぎめで悟(さと)っているごとく見受けますが...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...両君の御蔭(おかげ)に因(よ)って文章以外に一種の趣味を添え得たるは余の深く徳とする所である...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』上篇自序」
...お徳を殺したのでしょうか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道徳的命令はつねに具体的に限定されたものである...
三木清 「哲学入門」
...せめて功徳を作ることで亡(な)き霊を弔いたいというお考えになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼は将来そう自らお認めになる時にこそ、彼の善と徳とを、最も確かに示し給うであろう」ということです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...手代の徳次郎によく頼んでおいておしのはざっと身支度を済ませ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「棟梁のおめえにあやまられてもしようがない」と徳二郎は云った...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...横には焚火(たきび)と一升徳利(どくり)なぞがあった...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...曹操は眼の隅からちろと玄徳の面を見たが...
吉川英治 「三国志」
...また法華經などの功徳や觀音...
和田萬吉 「父兄の方々に」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??