...観世音に無量無辺の福徳ましまして...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...道徳を破るを利とする場合には道徳を捨てて顧みぬ輩が多数に生ずる...
丘浅次郎 「人類の将来」
...この般若の功徳を四通りに説明し...
高神覚昇 「般若心経講義」
...兎に角日本の道徳の經典といふやうなものが組織せられ掛けて來た事實があります...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...薩摩一国に限られた徳で...
中里介山 「大菩薩峠」
...助かったから功徳(くどく)というものさ」二人...
中里介山 「大菩薩峠」
...アメリカでは美徳なのである...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...落合(おちあい)の徳松(とくまつ)というノラクラ者...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...次(つ)ぎの仁徳天皇(にんとくてんのう)から三代(さんだい)ばかりは...
濱田青陵 「博物館」
...ひとしく同一の徳教を奉じてその徳育を蒙る者が...
福沢諭吉 「徳育如何」
...その関係について徳義の要用を感じ...
福沢諭吉 「日本男子論」
...マーチ家の美徳は...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...徳次郎の顔の相が変っているのを見て...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...徳兵衛は相変らず酒臭い息をしていた...
山本周五郎 「さぶ」
...あらゆるものが完全に徳川化されてゐるが...
吉川英治 「折々の記」
...眉に悲壮なものをたたえて玄徳にこう迫った...
吉川英治 「三国志」
...大戦前夜の空気をまえにし、早くも、徳川あたりから、戦争名分がとなえ出されている...
吉川英治 「新書太閤記」
...徳の根底に横たわるべき源泉なくして善といい悪と呼ぶがゆえに反哺の孝と三枝の礼は人生の第一義だと言われる...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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