...何でも徳蔵の申しますには...
芥川龍之介 「雛」
...新田氏譜代の面々は徳川家康の旗下に列した者も多かつたが...
石川三四郎 「浪」
...それから多徳(たとく)島で御木本翁に會ひ...
高濱虚子 「横山」
...こいつ――!安重根 (禹徳淳の手を抑えて一語ずつ力強く)徳淳! いいか...
林不忘 「安重根」
...無神無霊魂を標榜(ひょうぼう)した幸徳らこそ真の永生(えいせい)の信者である...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...荘太玄の高い学徳を山に譬えれば...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...其代り三千代に対しては一点も不徳義な動機を蓄(たくわ)へぬ積であつた...
夏目漱石 「それから」
...学者の良心に対して毫(ごう)も疚(や)ましからぬ徳義的な著作であるのはいうまでもない...
夏目漱石 「博士問題とマードック先生と余」
...徳松という野郎でございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ところがあなたはともかく品行方正と云われ(尤もあなたが女に近付かない理由は決して道徳的のものではありません)その上秀才と云われて居ました...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...仮令(たと)え西洋の宗教道徳門に入らざるも...
福沢諭吉 「日本男子論」
...仏法に関係した善行功徳をお営みになることを天職のように思召(おぼしめ)して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...厚顔無恥な悪徳の世界と戦わなければならぬ使命を...
夢野久作 「少女地獄」
...玄徳ははからぬ助けに出会って...
吉川英治 「三国志」
...また、玄徳のために、途々、苦念した...
吉川英治 「三国志」
...「ひそかに、拙者は、北越(ほくえつ)の謙信(けんしん)をもって任じ、徳川どのは、まさに当代の信玄(しんげん)にも比すべき人物と信じておるんじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...一足先に死出の山路でお待ちしておりまする」通夜童子(つやどうじ)一そこは下総国(しもうさのくに)行徳村からざっと一里程ある寒村だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...僕の不徳が押し流されてしまうのだった...
吉行エイスケ 「東京ロマンティック恋愛記」
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