...お殿様が御微行(おしのび)で...
泉鏡花 「薄紅梅」
...ある時お微行(しのび)で岡山の町を通つた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...御微行(おしのび)でライン河の河(かは)つ縁(ぷち)をぶらぶらしてゐた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...ことによったら御城代様か御支配様あたりのお微行(しのび)かも知れないよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...――今日は御微行(おしのび)だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今夜こそお微行(しのび)なれ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...源氏は微行(しのび)で移りたかったので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私のように親しい者の所へは微行(しのび)ででもお訪(たず)ねくださればいいと恨めしい気になっている時もあります」と源氏が言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御微行の式と承っており...
山本周五郎 「新潮記」
...供まわり二十人ほどの微行である...
山本周五郎 「新潮記」
...思いがけない殿様のご微行...
吉川英治 「剣難女難」
...孔明は、微行して、一巡城下の空気を視察してもどると、「ご威徳はよく下まで行き渡ったようです...
吉川英治 「三国志」
...他日もしお微行(しのび)の御東下あらば...
吉川英治 「私本太平記」
...微行(しのび)の吉田大納言は...
吉川英治 「私本太平記」
...京都へ微行(しのび)で出て来たのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...もちろん微行して...
吉川英治 「新書太閤記」
...微行(しのび)のすがたで集まっていた...
吉川英治 「親鸞」
...話はお屋敷で」微行(しのび)の塗駕が...
吉川英治 「無宿人国記」
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