...「微温湯で体を温めると、疲れも取れるよ」...
...「風邪をひいた時には、微温湯に入るといいよ」...
...「傷口に微温湯をあてると、血行がよくなるそうだ」...
...「夏場でも、微温湯シャワーは気持ちいいよ」...
...「お風呂に入れる微温湯パックがあるから、試してみたいな」...
...微温湯(ぬるまゆ)か何かで其儘お嚥みになる樣に...
石川啄木 「鳥影」
...吾妻登山をするなら微温湯(ぬるゆ)にまで行かねばならぬ...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...次に上で側面に近いのは微温湯が入っていて...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...その上のボイラーから微温湯が流れ出し...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...(雹(ひよう)は夏ありその弁(べん)こゝにりやくす)地の寒(かん)強(つよ)き時は地気(ちき)形(かたち)をなさずして天に升(のぼ)る微温湯気(ぬるきゆげ)のごとし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...第六毎日(まいにち)一度(いちど)は冷水(ひやみづ)或(あるひ)は微温湯(ぬるゆ)にて身體(からだ)を清潔(きれい)に拭(ぬぐ)ひとり...
關寛 「養生心得草」
...これらの湯のことを――薔薇色をした微温湯の噴泉をテピダリウムと呼び...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そしておよそこれらの微温湯と油湯と納涼室とを自分の邸に設備して入浴を楽しまぬ貴族とては...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...みんなそれぞれに百人二百人くらいの侍女や奴隷を擁して、何のなすべき仕事とてもなく、その日その日を楽しく遊び暮している貴族たちは、親しい客人が来れば、これを誘うて共に歓語を交わしつつ、微温湯を楽しみ、油湯を楽しみ、納涼室を楽しんでいるのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...自分の邸に入浴の設備を持たぬ一般市民たちのためには、大理石造りの大公衆浴場が市中に設けられ、市民たちはここでやはり入浴を享楽して、微温湯を楽しみ、油湯を楽しみ、納涼室を楽しんでいるのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...ストーブノ上ニカカッテイタ湯沸シノ湯ニ水ヲ割リ微温湯ヲ作ッテ飲マシタ...
谷崎潤一郎 「鍵」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...銅壺(どうこ)から微温湯(ぬるまゆ)を汲んだ金盥(かなだらい)や...
徳田秋声 「爛」
...微温湯のたぐいである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...盥(たらひ)の汚(けが)れた微温湯(ぬるまゆ)は簀(す)の子(こ)の上(うへ)から土(つち)に注(そゝ)がれた...
長塚節 「土」
...それを百倍の微温湯(びおんとう)に溶解して...
夏目漱石 「門」
...湯呑へ微温湯(ぬるまゆ)を一杯汲むと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鼎(かなえ)の微温湯(ぬるゆ)で女性の「百合」に逢わせる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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