...家庭の御伽話(おとぎばなし)に資せんとするの微意なり...
井上円了 「おばけの正体」
...一つでも多くの思い出を供したい微意に外ならぬ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...私は何かしてこの機会に謝恩の微意を表したくなった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...著者の微意の存する所なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...これも雑誌のためよかれかしと願う微意に外ならざれば不悪御推読願上候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...懇請に任せ我ら一同よりの微意として...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...此の書を著した作者の微意は...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...萬一の反省を求めむと欲するの微意のみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...万一の反省を求めむと欲するの微意のみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...何とぞ今度の戯曲並びに今後の作を貴下にささげんとの微意を御受け下されたく候...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...石火の一拶(いっさつ)に本来の面目に逢着(ほうちゃく)せしむるの微意にほかならぬ...
夏目漱石 「虞美人草」
...もすこし微意を表して...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...彼等をして自尊自重以て社会の平等線に立たしめんとするの微意(びい)にして...
福沢諭吉 「新女大学」
...其微意は蓋し此に在て存するものなり...
福沢諭吉 「帝室論」
...恐らく法律談は乾燥であるという濡衣(ぬれぎぬ)を干(ほ)したい微意でありましょう...
穂積重遠 「法窓夜話」
...自分等夫妻の感謝の微意を表すには...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...聖人の大道微意を明むること能(あた)はず...
森鴎外 「渋江抽斎」
...聖人の大道微意に通達すること必ず成就すべし」といっている...
森鴎外 「渋江抽斎」
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