...地震(ぢしん)の初期微動(しよきびどう)に於(おい)て既(すで)に土壁(どへき)が龜裂(きれつ)しきれ/″\になつて落(お)ちて來(く)るので...
今村明恒 「地震の話」
...◯エリパズは初め実験に微(ちょう)して「神は善なり」と説き...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これに比すると理科に対する国民の趣味はきわめて微々たるものである...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...悟りの微笑である...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...それで「ことづかりもの、実は、偽り――」と、益満へ微笑んで、云った...
直木三十五 「南国太平記」
...微積分的な媒介となるのである...
中井正一 「美学入門」
...微かなる脈搏のみであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのくせさういふ微笑を浮べた後では...
北條民雄 「青年」
...内に映つた椎の葉影が微風にゆれる...
北條民雄 「童貞記」
...さまざまの色の微粒子がちらちらしてゐるのをば感じてゐたが...
堀辰雄 「恢復期」
...彼の視力の生れながらに微密なことはおくとして...
堀辰雄 「日付のない日記」
...微(かす)かに笑ってまぎらすように...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...雪之丞はなだめるような微笑で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...直ぐはにかんだような微笑を浮べて麦こきの上にかがみ込む)百姓 ……いとしげに...
三好十郎 「おりき」
...右奥遠くで微かに人々の罵り騒ぐ声々...
三好十郎 「斬られの仙太」
...女のからだの微妙さについて繰返した...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...しだいにその微笑が硬ばり...
山本周五郎 「日本婦道記」
...まだ/\彼の野の持つ獨特の微妙さ面白さは深いものである...
若山牧水 「樹木とその葉」
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