...殘る一つは日毎に電車にて往復する時間に候...
石川啄木 「一日中の樂しき時刻」
...そしてまた加害者のからだを傷つけることによってその加害者が乱した正義を恢復する法律という女神の手で強いられているんじゃないか...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...食物と眠りとによって元気を恢復すると彼はふたたび彼の旅路を考える...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...これに対して日比谷公園と芝公園との間を数回往復する程度のスケールなのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...時子の気持ちも常態に復するだろうと...
豊島与志雄 「崖下の池」
...彼が散歩のように楽しんで往復する日暮里駅までの間には...
豊島与志雄 「白蛾」
...傷を包帯し家を修復するの暇を得ることができる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...セーヌ河を往復する河船の舷や町の辻々の広告塔に芝居や寄席の番組と共に張付けられてあった...
永井荷風 「砂糖」
...日本堤を往復する乗合自動車に乗るつもりで...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...自主自由の権義を恢復すると言うにあらずや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...思想の連鎖一時に断絶して又旧に復するを得ず...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...又今の事實の利害に於て恢復す可らざるものもあらんなれば...
福沢諭吉 「帝室論」
...東京と松山を往復するようになる...
藤野古白 「藤野古白句集」
...この幸福は回復するのに極めてむつかしいものであることがよくわかっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...田と廐との間を幾度となく往復することを「まねっくる」などというのと源は同じであり...
柳田国男 「故郷七十年」
...ドンナ来歴でこの事件に関係して来たかという過去の記憶を一ペンにズラリと回復するかしないか……それとも又『この絵巻物はこの前に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...安奉線を往復する邦人の多く来浴する所になつてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...監禁中の兄ワスカルが出て来てインカの位を回復するであろう...
和辻哲郎 「鎖国」
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